たまねぎを切ると涙が出る原因となる酵素を突き止め、ユニークな研究に贈られる「イグ・ノーベル賞」を受賞した大手食品メーカーが、切っても涙が出ないたまねぎを開発し、試験販売を始めることになりました。 この会社では研究成果を生かして、涙が出る原因となる酵素をほとんど含まないたまねぎを開発し、試験販売を始めることになりました。 開発されたたまねぎは、水にさらさず生のまま食べても辛みをほとんど感じないということです。 開発を担当したハウス食品グループ本社の正村典也さんは「辛みがなくたまねぎ本来の味が楽しめる。増産してより多くの人に届けたい」と話していて、初年度には5トンから6トンを出荷し、4年後には年間1000トンの出荷を目指すとしています。 このたまねぎは、会員制の食品通販サイトなどで数量限定で販売されます。