史上最悪の原子力発電所事故が起きた旧ソビエト、ウクライナのチェルノブイリ原発で、事故を起こした4号機の近くにある屋根の一部が雪の重みで崩れ落ち、作業員およそ80人が避難しました。 ウクライナ政府によりますと、12日午後、チェルノブイリ原発で事故を起こした4号機に近いタービン室で、屋根の一部、およそ600平方メートルが崩れ落ちました。 この屋根は1986年の事故のあと設置されたということで、上に積もっていた雪の重みで崩れ落ちたとみられています。 現場には人がいなかったため、けが人などはなく、ウクライナ政府は放射性物質は拡散せず放射線量も変化はないと発表しました。 ただ、150メートルほど離れた場所では、事故を起こした4号機を丸ごと覆う新たな建造物を建てる工事が行われており、フランスの建設会社は、念のため作業員80人を避難させました。 4号機は、事故のあとコンクリートと金属を使った「石棺」と呼