おせちもいいけど、雑誌もね――。新年に書店やコンビニエンスストアで新しい雑誌を手にとってもらおうと、出版各社が31日、雑誌や漫画、書籍などの新刊計約170点を発売する。年末年始は本の配送が止まるためこれまで新刊が出ることはほとんどなかったが、出版各社や取り次ぎ、書店が連携して実現。出版業界の「正月商戦」への参入は初めてという。 日本雑誌協会によると、大みそかに発売される雑誌は「週刊少年ジャンプ」(集英社)や「週刊少年マガジン」(講談社)、「小学一年生」(小学館)、「ザテレビジョン」(KADOKAWA)などの正月向けに特別編集した増刊号や別冊が中心で、漫画やムックも含め約130点。書籍も「鬼平犯科帳 決定版」1~3巻(池波正太郎著、文春文庫)や小説「春に散る」上・下巻(沢木耕太郎著、朝日新聞出版)など約40点を刊行する。書店で雑誌を500円以上購入すると図書カードが抽選で当たるなどの企画もあ