東京証券取引所に新たな金融商品が登場した。それが、ETN(指標連動証券)だ。8月23日(火)にまず2銘柄が、そして9月6日(火)に7銘柄が上場する予定となっている。 ETNとは、どんな金融商品なのだろうか。 ■株と同様に売買できて、投資対象がETFより広範囲の金融商品 ETNは「Exchange Traded Note」の略で、日本語では指標(指数)連動証券または上場投資証券と呼ばれる。 名前がETF(上場投資信託)に似ているが、商品の性格も一部近いものがある。ETNも、ETFと同じように株価指数や商品価格などさまざまな指標に連動する金融商品で、株式やETFなどと同様に証券会社を通じて証券取引所で売買できる。 今回上場するETN9銘柄の名称とが連動を目指す指標は、それぞれ下記のとおり。銘柄名の「iPath」は、発行体であるバークレイズ・バンク・ピーエルシーのETNブランドの総称だ