2009年Jリーグ第二節で、興業として最悪だったのはどの試合か。わたしの答えは決まっている。NDスタジアムでの山形×名古屋の試合が最悪だった。なぜか、サッカーをプレーするにも観戦するにも、あまりに寒くなおかつ雪まで積もったからである。あの試合は多くの評論家が最下位予想につける山形が、ACLに出場している名古屋と対戦。0-0のスコアレスドローという試合だった。見方を変えれば、雪と寒さが本来の実力差をうやむやにしてしまった試合だった。なにしろピッチ上に積もる雪、気温は2.6度だが、風速1m/秒ごとに体感気温が1℃下がるという。いったいピッチ上の体感気温は何度だったことか。 積雪はサッカーの質を低下させるっていうかそんなことより冬期で本格的に積もったら試合開催なんか無理だし。JSL当時が日本サッカーの暗黒時代だったのは、当時のシーズンが冬開催を含む秋春制で、一部地域しか相手にしていなかったからだ