2007年9月に富士スピードウェイで開催されたF1日本グランプリのずさんな運営により、「劣悪な環境の中、長時間のバス待ちを余儀なくされ、精神的苦痛を受けた」として観客109名が富士スピードウェイ(以下、FSW)に対し損害賠償を求めた裁判の第五回口頭弁論が、2月17日1時30分より東京地裁510号法廷で行われた。 ●これまでの経緯 【第1回】“ずさんなF1″訴訟──富士スピードウェイに反省の色なし 【第2回】「どなたが失禁を?」F1日本GP訴訟 第二回口頭弁論傍聴記 【第3回】「今年は天国、ただしガラガラ」2007F1日本GP訴訟第三回傍聴記 【第4回】再び「どなたが失禁?」F1日本GP訴訟第四回傍聴記 原告側は原告第三準備書面にて、これまで具体的な認否を避けていることを悪質な訴訟遅延行為として批判。また被告の主張に対し反論、前回提出した原告個別の被害・窮状に対しての具体的な認否を再度求める