『週刊ダイヤモンド』2015年3月21日号の特集は「いざ 都市対決!」。その中から、冒頭の「ライバル県はここだ!」の内容を紹介します。 この冬、鳥取県はある勝負に出た。カニの水揚げ量が全国1位ということから、日本で一番カニが取れる県「蟹取県」と〝改名〟したのである。県庁職員が改名した名刺を配ってPRするほど大真面目に取り組み、実際に知名度を上げることに成功した。 鳥取県といえば、最近も「スタバはなくても、スナバ(砂場=鳥取砂丘)はある」という自虐的な知事発言が話題を呼び、「スターバックスが全国で唯一ない県」として全国にとどろいた。 これに危機感を抱いているのが同じ山陰地方の島根県民だ。「いつも何かしらビリ争いをしている」(33歳女性)のに、「最近は鳥取の方が目立つ」(67歳男性)。「鳥取の方が何かと先を行っている気がする」(63歳男性)というのである。 もっとも鳥取県は人口59万人と、東京