ブックマーク / number.bunshun.jp (6)

  • CS中止ならシーズン143試合は可能。プロ野球開幕は4月3日か10日までに。(鷲田康)

    オープン戦は無観客で行われている(写真は東京ドームでの巨人対ヤクルト)が、球団経営を考えると公式戦まで無観客開催は難しい。 新型コロナウイルスの感染拡大で、3月20日に予定されていたプロ野球の開幕が延期されることになった。 Jリーグと共同設置した「新型コロナウイルス対策連絡会議」の専門家チームから延期が提言され、これを受けて行われた12球団の代表者会議で延期を決定。すでにプロ野球は2月29日以降のオープン戦全試合の無観客試合での実施を決めていたが、さらに踏み込んだ決定を余儀なくされることとなった。 「今回はそれ(無観客試合)以上に苦しい判断であった。選手はもとより、スタッフや家族を守り、何よりファンの方々のご理解、同時にプロ野球の文化も守らなければならない。そのための決断であることをご理解いただきたい」 日野球機構(NPB)・斎藤惇コミッショナーは苦渋の決定をこう語った。 無観客試合はあ

    CS中止ならシーズン143試合は可能。プロ野球開幕は4月3日か10日までに。(鷲田康)
  • プロ野球の生涯打率3割は史上24人。イチローが1位じゃない理由は……。(広尾晃)

    「記録なんて後からついてくるもの、僕は気にしていませんよ」プロ野球選手は大体そういう。 自分の記録に汲々としている印象は格好良くない。どんなにすごい記録がかかっている選手でも「チームの優勝のため」、「ファンのため」と言うのがお約束だ。 でも、自分の記録に当にこだわりがなければプロとは言えない。プロ野球は数字で評価されるし、年俸だって数字で決まるんだから。 記録は気にしない、と言ってはいても……。 「記録は気にしない」と言っている選手の音が、はしなくももれることがある。その1つが「終身打率」にかかるケースだ。 通算868塁打の世界のホームラン王、王貞治は1980年、セ・リーグ4位の30塁打を打ちながら、引退を表明した。塁打はともかく、打率が規定打席以上で最下位(30位)の.236に沈んだからだと言われている。 しかし事情はもう少し込み入っていた。王の終身打率は9250打数2786安

    プロ野球の生涯打率3割は史上24人。イチローが1位じゃない理由は……。(広尾晃)
  • 「人と比較せず自分の中で少し頑張る」イチローが野球少年に送った人生訓。(笹田幸嗣)

    「イチロー杯争奪学童軟式野球大会」での閉会式にて。参加した少年野球選手たちの中から、きっと“未来のイチロー”も生まれるはず。 イチロー自らが大会長を務める「イチロー杯争奪学童軟式野球」は、2016年末に21回目の大会を迎えた。 未来の野球界を背負う学童たちに、勝つことの喜び、負けることの悔しさ、また、野球というスポーツが持つ様々な要素を体験してもらい、そこから多くを学んで欲しい――。 大会長にはそんな強い思いがある。 だからこそ、閉会式には自らが毎年足を運び、学童の目線に立ちメッセージを贈る。メジャーの世界でも最高峰の立場に上り詰めた実体験から発せられる言葉の重みと説得力は、まごうことなき金言である。 イチローは人の2倍も3倍も努力したわけではない!? 2016年12月23日。 愛知県西春日井郡豊山町で行われた閉会式には、同大会からプロ野球選手となったDeNAの関根大気外野手(21歳)も駆

    「人と比較せず自分の中で少し頑張る」イチローが野球少年に送った人生訓。(笹田幸嗣)
  • 馬産地が勝利を望んでいる馬とは?血統から読む、第82回日本ダービー。(村本浩平)

    皐月賞は6着に敗れたものの、それまで3戦3勝で無敗の弥生賞馬となったサトノクラウン。東京コースも経験があり、巻き返しが期待される。 競馬界には「ダービー馬はダービー馬から」という言葉がある。 優れた血統を後世に伝えて行くための「能力検定競走」としての意味合いもあるクラシックレース。そのクラシックレースの中でも、頂点とされるダービー馬となったサラブレッドは、父としてもダービー馬を送り出すような名種牡馬となっていくという例えでもある。今年の日ダービー出走予定馬は、まさにその言葉にふさわしいメンバー構成となった。 出走を予定している18頭のうち、日ダービー馬を父に持つ馬はなんと7頭。その中には皐月賞を制したドゥラメンテ(父キングカメハメハ)、同レースで2着となったリアルスティール(父ディープインパクト)の名前もある。 母系、父系ともに錚々たる名前が並ぶドゥラメンテ。 ドゥラメンテは母アドマイ

    馬産地が勝利を望んでいる馬とは?血統から読む、第82回日本ダービー。(村本浩平)
  • ダルビッシュの発言を真摯に聞け!WBC参加問題の元凶を考える――。 (菊地慶剛)

    ツイッターでの発言がしばしば注目を浴びている、ダルビッシュ有投手。メジャーに行って気がついたこと、日球界への疑問など率直な思いを吐露している。 「WBCの結果を知らない選手も多いし米国、ドミニカ、ベネズエラはベストメンバーが出てないから(日のWBC連覇は)何とも思われてません。これが現実」 この意味深な発言を誰がしたのかご存知の方も多いのではないだろうか。 MLBオールスター戦出場に際しての記者会見で、日プロ野球界に対し「野球がまったく伸びていない(進歩していない)」と発言するなど様々な反響を呼んでいる、ダルビッシュ有投手のツイッターでの発言の一つだ。 この言葉を耳にして、多少の反感を覚えたり、辛辣すぎなのでは、と感じたりした人もいるだろう。 しかし、ダルビッシュはようやくWBCの真実を現場の立場から証言してくれた最初の人物なのだ。そしてこの言葉の裏には現在、WBCの出場問題で揺れて

    ダルビッシュの発言を真摯に聞け!WBC参加問題の元凶を考える――。 (菊地慶剛)
  • イチローの午後4時と名手たちの晩年。~ヤンキース移籍で輝きは蘇るか?~(芝山幹郎)

    セーフコフィールドでの3連戦もこの試合限り。メジャーリーグデビューしたシアトルの街を離れ、可愛い後輩の川崎宗則とも別れることになった、移籍後3試合目の試合。 イチロー移籍の第1報を聞いたとき、私は自分でも意外なほど驚かなかった。 予期はしていた。4月には野球好きの友人たちと話もした。ただ、優勝争いをしているチームに入れば7番を打たされる可能性はあるぞ、とは思っていた。耐えられるかな。耐えられるだろう。プライドは高いが、自身の力量に関しては冷静で謙虚な選手だ。評価がフェアであるならば、心情的に拗ねたりひがんだりすることもないにちがいない。 そんな予感があったものだから、「ヤンキース移籍」には驚かなかった。事前交渉で「下位打線を打たせるかもしれないし、レフトを守ってもらうこともありうる」という条件を呑まされた、と聞いても、意外な印象は受けなかった。ただ、「8番ライト」のアナウンスにはちょっとび

    イチローの午後4時と名手たちの晩年。~ヤンキース移籍で輝きは蘇るか?~(芝山幹郎)
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