PCの高性能化、優れたアプリケーションや動画共有サイトの出現で、アニメ作りや音楽作りがどんどん庶民のものになってきた。 そういったクリエイティブの世界においてプロとアマとの垣根がなくなり、1億総クリエイターと言う言葉も生まれ、プロクリエイター不要論も飛び出してきた。私の周りでも動画共有サイトの出現を理由に廃業すべきかどうか悩むプロクリエイターもいる。でも私は「ちょっと待て」と言う。 昔は、音楽や映像は巨額を投入しなければならないような機材やスタジオで作られており、そのような環境をコントロールできるポストは極少数だった。つまりその限られたポストに立てる極少数の人間がプロと呼ばれ、多大な責任とそれに見合った、もしくはそれ以上の多額の報酬を得ていた。だからプロクリエイターはまるで「特権階級」のように扱われていた。 現在はそのようなポストにたたなくても作品は作ることが出来る。だからプロクリエイター