6日のニューヨーク株式市場は、米国経済が順調に回復しているとの観測が広がり、大企業で構成するダウ工業株平均は値上がりした。終値は前日より88・17ドル(0・52%)高い1万6924・28ドルで、2日連続で最高値を更新した。 この日発表された5月の雇用統計は、景気を反映する非農業部門の就業者数が21万7千人増大。失業率低下の目安とされる20万人の大台を4カ月連続で超え、堅調な雇用回復を示した。 ハイテク株が中心のナスダック市場の総合指数は、25・17ポイント(0・59%)高い、4321・40で取引を終えた。(ワシントン=五十嵐大介)