浦和レッズ(以下、浦和)の一部サポーターが、8月2日の天皇杯(浦和対名古屋グランパス)終了後に暴徒化し、両チームのサポーターがもみあう乱闘に発展した。その様子が撮影された動画はSNSなどで拡散され、騒動はサッカーファン以外の多くにも知るところとなった。 天皇杯を主催するJFA(日本サッカー協会)は8月31日に臨時理事会を開き、暴力行為などに及んだ浦和サポーター17人に対し、国内で開催されるすべての試合で「無期限入場禁止処分」を科すと決めた。サポーターの管理責任を負う浦和への懲罰については、今月中旬にも独立した司法機関である規律委員会が開かれ議論される見通しとなっているが、日刊スポーツの報道によれば「史上最大の懲罰」として、来年度の天皇杯出場資格はく奪の可能性もあるという。 過去に下された“懲罰” 浦和は、過去にも一部サポーターの違反行為によって、Jリーグ(公益社団法人日本プロサッカーリーグ