「猫が薬を飲んでくれない!」という問題は獣医療で最も頻繁に遭遇する問題の1つです。中にはどうしても飲めないので治療を諦めざるえない猫ちゃんもいます。 確かに猫は中々薬を飲んでくれません。無理に飲ませて味わってしまうとブクブクっと蟹のような泡が止まらなくなります。そして一度嫌な思いをさせると、薬を出しただけで逃げだすようになってしまい、ますます薬を飲ませるのが難しくなってしまい、悪循環に陥ります。 投薬は最初から誰もが上手くできるわけではありません、私も新人獣医師の頃は下手でした。毎回一発で短時間に投薬できるよう、いくつかのコツを紹介します。 まずは薬の種類から メリットとデメリットを書きましたが、結局は猫との相性によってどのタイプがベストかは異なります。 錠剤を飲んだフリするのが上手い猫であれば、散剤に。散剤だと泡がとまらない猫であれば錠剤へ変更します。 特にどちらでも大丈夫であれば錠剤を