矢沢久雄 グレープシティ アドバイザリースタッフ プログラマであってもなくても,コンピュータに関わる人なら,だれでも一度はアセンブラを学んでいただきたいと思います。アセンブラは,コンピュータのハードウエア的な動作を生々しく記述するプログラミング言語です。アセンブラを学ぶことで,CPU(プロセサとも呼ぶ)の機能やOSの役割などが手に取るように見えてきます。すなわち,コンピュータに何ができるのかが分かるのです。 アセンブラとマシン語のことを「低水準言語」と呼びます。一方,COBOL,BASIC,Pascal,C言語,C++,Java,C#などのプログラミング言語を「高水準言語」と呼びます。低水準とは,コンピュータの生の動作に近いという意味で,高水準とは,人間の感覚に近い(コンピュータの生の動作からは遠い)という意味です。高水準言語を使えば,コンピュータのハードウエアの知識がなくてもプログラムが