ブックマーク / enc.piano.or.jp (1)

  • 夜のガスパール/Gaspard de la nuit - ラヴェル - ピティナ・ピアノ曲事典

    「夜のガスパール」というタイトルは、ボードレールにも影響を与えたという夭折した無名の詩人アロイジュス・ベルトラン(1807~1841)の64篇から成る散文詩集のタイトルである。ラヴェルはこの中から幻想的で怪奇性の強い3篇を選び、そのイメージに大変な技巧を織り交ぜながら情熱的なピアノ曲に仕上げた。 1.オンディーヌ / "Ondine" 第1曲の「オンディーヌ」では、細かく刻まれた右手の連打の響きの中に、優雅で幻想的なメロディーが浮ぶ。人間の男に恋をしたオンディーヌ(水の精)が結婚をして湖の王になってくれと頼む。男がそれを断ると、オンディーヌはくやしがり、しばらく泣くが、やがて大声で笑い、激しい雨の中を消え去る。この上なく緻密な書法によって、水の世界を見事に表現している。 2.絞首台 / "Le gibet" 絞首刑囚の死を告げるような鐘の音が、終始一貫して変ロの音で刻まれる。夜になると、そ

    夜のガスパール/Gaspard de la nuit - ラヴェル - ピティナ・ピアノ曲事典
  • 1