ロンドン五輪が閉幕して3日後の15日、2カ月ぶりとなる日本代表戦が札幌ドームで開催された。ロンドンでの興奮と落胆の余韻に浸る間もなく、日本サッカー界は次なるビッグイベントである2014年のワールドカップ(W杯)・ブラジル大会に向けてリスタートする。当面の目標は、9月11日に埼玉で開催される最終予選の対イラク戦に着実に勝利すること。その準備として2試合のフレンドリーマッチが設定され、初戦の相手となるのが南米のサッカー新興国、ベネズエラである。 「われわれベネズエラは、ここ10年で成長を続けている。前回のW杯予選はわずか2ポイントで出場権獲得を逃したが、エジプトでのU−20W杯では決勝トーナメントに進出する活躍を見せた。また昨年のコパ・アメリカ(南米選手権)での素晴らしい成果(ベスト4)もあり、南米予選へのいいスタートにもつながった」 そう語るのはベネズエラ代表を率いるセサル・ファリアス監