石油が採れづらくなっている。石油を採るのにかかったエネルギーより、たくさんの石油エネルギーが採れなければ、経済的にもエネルギー的にも意味がない。石油が噴水のように吹き出していた時代は、採掘エネルギーの200倍の石油が採れたという。しかしシェールオイルは10を切っている。 エネルギー的に黒字にするためには、採掘エネルギーの3倍は必要。石油をガソリンや軽油に作り替えるのにもエネルギーが必要だから。この数値にどんどん近づいている。石油大手は、採掘エネルギーがかかりすぎて採算が悪くなり、石油に投資しなくなっている。しかも。 2019年から2020年にうっかり、サウジアラビアは石油を増産してしまい、石油価格が大幅に下落したことがあった。新型コロナで需要が低迷していたことも手伝って、石油価格は大いに低迷。この結果、シェールオイルを採掘する会社は投資を諦めたりするところが増えたらしい。 この時に投資が減
国葬やコロナ、旧統一教会など課題が山積する中、岸田文雄内閣が臨時国会を召集しないのは憲法53条に違反しているとして、5人の弁護士と憲法学者らが8月30日、参院議員会館で緊急の記者会見を開いた。 2018年以降に岡山、那覇、東京で憲法判断を仰ぐ国家賠償訴訟を担当している弁護団で、「これまで示された6つの判決はいずれも、召集することは内閣の法的な義務としている。召集しないのは、司法の軽視だ」などと訴えた。 ●「少数派の意見を反映させるため、義務の履行は極めて重要」 憲法53条後段は、衆参いずれかの総議員の4分の1以上の要求があれば、内閣は、臨時国会の召集を決定しなければならないと定めている。 訴訟は2017年に森友・加計問題に揺れていた安倍政権が、98日間にわたって臨時国会を召集しなかったことについて、国会議員を原告として賠償を求めており、最高裁の判断待ちの状態だ。 いずれも賠償の請求は棄却さ
「いま番組の収録が立て込んでいて、珍しい状態なんですよ」と元オセロの中島知子さんは言う。事実無根のゴシップ報道により、芸能界の表舞台から去ることを余儀なくされてから10年。昨年末から全国放送のバラエティー番組のオファーが立て続けに舞い込むようになり、にわかに「中島知子ブーム」再燃の兆しだ。かつては連日マスコミが自宅前に押しかける典型的な過熱報道に苦しめられたが、名誉毀損で訴えた裁判はすべて、2016年までに勝訴または勝訴的和解で決着を迎えている。大分・別府に移住して4年。「いつまでも虚偽報道が作り出した印象の自分でいたくはないですね。温泉効果でさらにネアカになったくらい」とほほえむ。中島さんが語る、再生までの軌跡とは。(取材・文=城リユア/撮影=戸高慶一郎/Yahoo!ニュース オリジナル 特集編集部) 2022年、大分市のラジオ収録スタジオに中島さんはいた。軽快なトークは、以前とほとんど
東京五輪・パラリンピックを巡る汚職事件で、紳士服大手「AOKIホールディングス」前会長の青木拡憲(ひろのり)容疑者(83)=贈賄容疑で逮捕=が東京地検特捜部の調べに対し、大会組織委員会の会長だった森喜朗元首相(85)に「現金200万円を手渡した」と供述していることが31日、関係者への取材で分かった。青木容疑者は、現金を渡したのは森氏が会長だった時期と説明しており、特捜部は現金を渡したとされる経緯や賄賂性の有無などについて、慎重に捜査しているもようだ。 関係者によると、青木容疑者は調べに対し、2回に分けて森氏に現金を直接手渡したと供述。趣旨については「がん治療をしていた森氏へのお見舞いだった」としている。 森氏は組織委が発足した平成26年1月、会長に就任。女性蔑視と受け取れる発言をした責任を取り令和3年2月に辞任した。組織委の理事や会長は「みなし公務員」と規定されている。 関係者によると、青
「林氏は1995年の参院選で初当選。2008年に福田政権で防衛相として初入閣を果たしました。第2次安倍政権では、農相や文科相などを歴任してきた。『将来は首相を目指す』と公言し、参院議員を辞して衆院に鞍替え。2021年10月の衆院選で山口3区から当選を果たしました」(政治部デスク) 林氏の衆院鞍替えなどを支援してきたのが、山口県の新谷和彦県議(78)だ。 山口県議の新谷氏(議会HPより) 「副議長の経験もあり、地盤は林氏と同じ萩市。林氏にとっては、“国家老”にあたる人物です」(地元記者) 2012年の衆院選前には、地元の商工会議所会頭らと当時の石破茂幹事長に鞍替えを認めるよう直談判している。 「ただ、林氏が狙う山口3区の現職は長らく河村建夫元官房長官でした。そのため、なかなか鞍替えは認められなかった。それでも、昨年の衆院選前には、林氏を推す“連判状”を作成するなどして県議たちが強力に後押しし
アマゾンの下請業者(デリバリープロバイダー)を通じて、配達業務にたずさわる神奈川県横須賀市内の配達員らが6月、「東京ユニオン アマゾン配達員横須賀支部」を結成したことを受け、全国各地のアマゾン配達員らによる労組結成を目指す動きが、広がりをみせている。 【写真】危ない!ウーバーイーツ配達員に危険な幅寄せ 東京ユニオン上部団体の全国ユニオンが8月29日に記者会見を開き、今後の方針や、長時間労働が是正されないことにより、業務上での深刻な事故の相談も相次いでいるとして、その事例を紹介した。 「疲労で車両が横転し、大破する事故を起こし、血だらけになっているにもかかわらず、休めず包帯を巻いて車を乗り換えて最後まで配達をさせられた」といった深刻な内容も少なくなく、弁護団の菅俊治弁護士は「氷山の一角にすぎない。これに類似した事例は全国に埋もれている可能性がある」と語った。(ライター・今川友美) ●九州など
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