2014年春からスタートした「朝型勤務制度」が話題となり、さまざまなメディアで取り上げられたことが記憶に新しい伊藤忠商事。導入から2年余、その効果は出ているのでしょうか? 伊藤忠商事の朝型勤務制度をはじめ、社員に対する取り組みにフォーカスします。 2014年5月から朝型勤務制度を導入 伊藤忠商事は、2014年5月より朝型勤務制度を正式導入しました。これは、より効率的な働き方を目指した伊藤忠流の「働き方改革」。原則として20時以降の勤務を禁止し、22時以降の深夜勤務は禁止するというものです。やむを得ず20時以降の勤務が必要な場合は事前の申請で認めていますが、翌日朝の勤務を奨励しています。5時から8時までの早朝勤務時間には、深夜勤務と同様の割増賃金をインセンティブとして支給。8時前に始業した社員には、健康管理の観点から朝食が支給されます。 この取り組みの結果、2012年度には約30%だった20