テレビでよくある「潜入取材」のレポートを自分のブログでも掲載したい。そう考えた男性が「飲食店や家電量販店での録音をネットなどにアップロードした場合、犯罪になるのでしょうか」と、弁護士ドットコムの法律相談コーナーで質問している。 男性は、実態をありのままに伝えるために、店員との会話などの「録音データ」を自分のブログにアップロードしたいと考えている。おおげさな撮影機材は使わず、一般的なICレコーダーを使う予定だ。「盗聴禁止」と明示されている場所では録音しないなど、店側への配慮もするつもりだという。 それでも、無断で録音した内容を個人のブログに掲載するのは、何か法律に触れてしまうのだろうか。福本洋一弁護士に聞いた。 ●プライバシー侵害や信用毀損の可能性 「まず、第三者による『盗聴』の場合と区別して、会話の当事者が相手方に無断で会話を録音することを『秘密録音』と言います。 一般的に、会話は、相手が