中国の民主化運動の象徴的な存在で、今月亡くなった作家の劉暁波氏について中国当局は、15日、遺骨は海にまかれたと発表し、支持者の間では、追悼を行う象徴的な場所を作らないよう当局が主導したのではないかとの見方が出ています。 瀋陽市の政府は15日、記者会見を開き、劉氏は火葬に付され遺骨は海にまかれたと発表しました。当局は、会見に、劉氏の兄を出席させたり、妻の劉霞さんが遺骨を海にまくことを望んだとする映像を公開したりして、「遺族の意向」だと繰り返し強調しています。 ただ、支持者の間では、実際は、中国当局が遺族に圧力をかけ、民主化を求める人たちが追悼を行う象徴的な場所を作らないようにするため、海にまくよう主導したのではないかとの見方が出ています。 このうち、劉氏の友人の1人は、NHKの取材に対して「遺骨を海にまいてしまえば支持者らが集まって追悼する場所がなくなってしまう。遺族は、本当は自宅のある北京
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