東京中野区にある「長岡屋」という蕎麦屋に衝撃のメニューが存在するという噂を聞いた。その名も「ドラえもん」。 衝撃のメニューって言ったって、どうなのよ、とあの頃の私は半信半疑だった。 お店の前まで行き、ウィンドウを覗き込んだ私が味わった驚きを伝えるには鈍器で殴るしかない。天ぷら蕎麦、カレー南蛮などの定番メニューのサンプルが並んでいる中に奇跡のように魅力的なオブジェが置かれているのである(写真1)。噂は本当だった。 今回、お店にお願いし、お子様限定だというこの一品を特別に味わうことができた。その喜びを伝えるために、今度は鼓笛隊にパレードをお願いせねばなるまい。席について待つこと数分。ちなみにメニューにもきちんと「ドラえもん」の文字があった(写真2)。 で、出たー! うどん、ふりかけのかかった御飯、ゼリーによって構成される極上の4次元ポケット空間(写真3)。時刻は午後6時。夕飯時に入店してくるお