CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。
1. はじめに 第1回目の本稿では、OSSのERP「ADempiere」の概要説明と、ADempeireフレームワークを使ってノンプログラミングでCRUD画面を作成する手順を紹介します。 2. 対象読者 OSSのERPに興味がある方。またそのカスタマイズに興味がある方。 CRUD画面をノンプログラミングで作成できるフレームワークを探している方。 基幹システムのフレームワークを探している方。 ※本稿はSQLの知識を必要とします。 3. ADempiereとは ADempiereとは、Compiere(コンピエール)よりForkしたOSSのERPパッケージです。 もともとOSS-ERPとしてCompiereコミュニティ版が公開されていましたが、そのコミュニティが閉鎖傾向にあったため、2006年9月にRed1さんが発起人となりCompiereから分離する形でADempiereというプロジェクトが
はじめに こんにちは。hirataraです。 私が初めて正規表現を使ったのは、PerlによるCGIでの文字列処理でした。それから私はPerlを使い続け、今では正規表現なしのコーディングは考えられないほど、正規表現を当たり前の機能として日常的に使っています。昔は標準では正規表現をサポートしていなかったJavaも、今では正規表現をサポートするようになりました。Javaだけではなく、今日ではほとんどの高級言語にとって、正規表現はなくてはならない機能であると言っても過言ではないほどメジャーな機能となっています。 本記事では、この正規表現の舞台裏に光を当てます。一見すると作ることが難しそうな正規表現エンジンですが、その根底には数学的な概念があり、その概念さえ知っていれば基礎となる機能の実装はそんなに難しくありません。この連載ではその数学的な概念をPythonを使って表現しながら、実際に動作する正規表
はじめに 本記事では、『CometとAjaxを利用したチャットサーバの実装』で紹介したCometを利用したWebチャットを、ASP.NET上で実現する方法を説明します。CometというWebアプリケーションのアーキテクチャや、クライアントとサーバーの動作については、前掲の記事を参照してください。 対象読者 本記事は中級以上のWebアプリケーション開発者を対象に、ASP.NETの非同期ハンドラのデザインを説明します。本記事の関心の対象は、ASP.NETの非同期ハンドラというデザインパターンのため、対象読者を必ずしもASP.NETを対象として開発されている方に限定していません。 ただし、開発環境としてWindows XPまたはWindows 2003 Serverと、Visual Studio 2005またはVisual Web Developer 2005 Express Editionの利
本連載では、このTech-Sketchから「コレは!」というテーマをピックアップし、加筆修正して皆様にお届けいたします。 リアルタイムWebとSocket.IO 栄えある連載第1回は、リアルタイムWebとSocket.IOについてお届けいたします。Tech-Sketchに掲載した元ネタはこちらです。 JavaScriptとDynamic HTMLによる「動的に表示内容が更新されるWebサイト」は、JavaScript内から非同期にサーバへ接続しデータを取得する技術、いわゆるAjaxが利用できるようになったことを皮切りに、爆発的に広がりました。Google Mapsなどがその代表例です。 このGoogle Mapsは、表示する場所や縮尺を変更するといった「利用者の操作」を契機として新しいデータをサーバへ取りに行く仕組みになっています。そのためサーバ側でデータが変更されたとしても、次にデータを
一般的な開発では滅多に使われることはありませんが、.NET Framework SDKにはILAsmと呼ばれる、中間言語を直接記述できるアセンブラが含まれています。本稿では、高水準言語を使わずに、ILAsmを使ったアセンブリ言語による .NET Frameworkアプリケーション開発を説明します。 はじめに 実践的な開発経験のある.NET Frameworkアプリケーションプログラマであれば、ILDASMを使ってプログラムを逆アセンブルしたコードを見たことがあるでしょう。.NET Frameworkアプリケーション開発は、Visual BasicやC#、C++/CLIなど、多くの言語を使って開発できますが、最終的に生成されるのは標準化されているCIL(Common Intermediate Language)と呼ばれる中間言語です。Microsoft Intermediate Langua
はじめに 突然ですが皆さんは、自分がどれくらいのサイズのプログラムを、どれほどの生産性でコーディングできるのか、はっきりと上司の方に話せるでしょうか。例えばあなたは、10KLOC(K Lines of code)のソースコードを何時間かけて書きますか。1週間でどれくらいの規模のプログラムをコーディングできるでしょうか。 今、こう思ったかもしれません。 「新規性やプロジェクト特性によって、プロジェクトの生産性は大幅に変動します」 しかし、新規性がまったくないプロジェクトは、ほぼありません。その「新規性」「プロジェクト特性」をどこまで正確に数量化し、見積もりに反映できているでしょうか。とどのつまり、こういうことになっていませんか? 「自分の経験に理由をつけて、えいっと出す!」 …なんて勇敢な。勇敢な方は嫌いではない、むしろちょっと好き、ですが。 もとい。私は今、アメリカ合衆国にあるSEI(So
冒頭、井上氏はマイクロソフトが考える近未来の世界を描いたコンセプトムービー『Productivity Future Vision』を紹介。「すでに携帯デバイスに代わるようなカード型のデバイスも登場し、インフラや技術要素も揃ってきている。あとはどう整え、インフラやデバイスをつくり上げるかという段階になってきた」と近未来への可能性をアピールした。 そして近未来へ向けて、Webアプリケーションの開発者がおさえるべきWeb技術として『HTML5/CSS3』『JavaScript』『WebAPIの利用』『ネイティブアプリ開発への応用』をあげ、「HTML5はまだ早いとも言われるが、今からもう取り組むべきだろう。さらに、これからはWebだけはなく、クライアント側のネイティブアプリへの応用についても認識してほしい」と語った。 レゴのようにフレームワークを組み合わせられる新しい『ASP.NET』 こうした変
はじめに Windows Azure Virtual Machineは、2012 spring release(2012年春のリリース)で、発表されたサービスの一つです。2012 spring releaseでは、AzureでIaaSサービスを提供するVirtual Machine、簡単にすぐにサイトを立ち上げることができるWeb Sites、AzureのNW機能を大幅に拡張するvirtual networkが発表されました。 これから複数回にわたって、Windows AzureのIaaSサービスであるWindows Azure Virtual Machineについて見ていきます。Windows Azure Virtual Machineの仕組みと使用方法を説明します。そして、活用例としてSQL ServerやMongoDBを動作させる際のポイント、方法を説明します。 第2回目は、Wind
本稿は、多様化するアプリケーションの様々な実行形式に対応するため、開発者が学習するべきプログラミング言語を10個選んで、それぞれの言語の開発分野や特徴を、簡単に説明させていただきます。世の中には多くのプログラミング言語が存在しますが、その中でも特に開発現場での実用度が高い言語を選びました。プログラミング言語をこれから始めようと考えている方から、別の言語を学習しようと考えている開発者の方まで、参考にしていただければ幸いです。 はじめに Webベースのアプリケーションや、Webベースで機能するサービス、加えてJavaや.NETのような物理的なシステムを抽象化するプラットフォームの台頭によって、現在のアプリケーション開発は環境によってアプローチが大きく異なり、それに伴って様々なプログラミング言語が使われるようになっています。 ネイティブの実行ファイルを対象としたアプリケーション開発であれば、古く
はじめに データベースを読み書きする部分のユニットテストがやりにくいのには、いくつか理由があります。 複数人でテストを同時に実行すると、競合する データベースを使ったテストは、時間が掛かる データベース内のデータが変わると、テストが失敗する 1番目は、各自の開発環境にテスト用のデータベースを用意することで、解決できます。2番目の問題は、データベースにアクセスするコードをロジックから分離して、データベースに実際にアクセスするテストケースを減らすことで、改善できます(ロジックのテストにはモックやダミーを使います)。3番目は、テストのたびにデータベースの内容を初期化することが基本になりますが、そうするとテストに長い時間が掛かるようになってしまいます。 今回は、ビジネスロジックの開発時にモックやダミーを使いやすくするにはどうするか、また、テスト時にデータベースの内容を安定させるにはどうしたらよいか
はじめに Visual Studioは2005の時から単体テスト機能を搭載するようになりました。2008のバージョンでは一般的な開発者が利用するProfessional Editionにもこの機能が搭載され、ますます使いやすい環境が整ってきています。本稿(および本シリーズ)では主に単体テスト機能にフォーカスしますが、開発者の利用シーンをキーワードに、いくつかのシナリオを想定して、その時々の使い方を取り扱っていきます。初回となる今回は、最も基本的ないくつかの点について見ていきましょう。 対象読者 .NET Frameworkを利用した開発プロジェクトに携わっている方 Visual Studioの単体テスト機能に興味がある方 必要な環境と準備 本稿で解説する内容を実際に試す場合には以下のいずれかのソフトウェアが必要になります。 Visual Studio 2008 Professional E
UMLで表現する 分析のためのモデリング 今回紹介する表現方法は、分析の手法として活用するものです。つまり「調べる⇒分析する⇒結果を記述する」という流れではなく、「調べる⇒記述する⇒分析する」というサイクルを前提にしています。限られたアイコンを使い、パターンに従って記述することが分析につながります。個々の要素をつなげる、分類するという行為を繰り返すことが、対象を深く知ることになるのです。ポイントは、間違っていてもいいので、とにかく記述することです。間違いは気づいたときに直せばいいのです。 以下に表現方法を紹介しますが、結果を整理するのではなく「書きながら考える」ということを意識しながら使ってください。そうすると、少数の記号と決まったパターンで表現することの価値を実感できると思います。 表現方法 システムの地図は6種類のデータと2つのモデルで表現します。 誰に: 「アクター」、「外部システ
ビジネス系のシステム開発では、まったくの新規システム開発は少なく、すでにあるシステムの再構築プロジェクトがほとんどです。このようなプロジェクトでは既存システムを調べる作業が必ず発生します。その割には公開された情報として、既存システムを分析する方法を説明したものを見かけません。多くは開発者がその場その場で臨機応変に対応しています。 実際のプロジェクトでは開始早々この既存システムの分析で手間取り、時間を大きくロスするケースが見られます。この連載ではコストをかけずに分析するモデルベースの方法を5回に分けて紹介します。第1回目となる今回は、詳細に踏み込まずにトップダウンでモデル化していくための考え方を示します。 プロジェクトが置かれた状況 既存システムは土台にできるか 既存システムの調査分析は時間ばかりかかり、なかなか成果が現れません。そんなプロジェクトでは以下のような会話が飛び交います。 佐藤さ
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