先日イギリスで開催された「スコール・ワールド・フォーラム」に参加して以来、とても注目しているテーマのひとつに「ソルーション・ジャーナリズム」という考え方があります。現在、日本語で検索してもあまり該当する記述はないものの、今後のデジタル時代のメディアのあり方にとって、とても大切な視点だと思ったので、今回はその概要をお伝えしたいと思います。 「ソルーション・ジャーナリズム」とは、日本語でいえば「問題解決型の」ジャーナリズムという意味になります。犯罪、汚職、自然災害など、社会に氾濫するネガティブな出来事に関するニュースや調査報道を通じて、問題やその規模の大きさを伝えることの大切さを十分に踏まえつつも、その問題を解決する具体的なアイディアやその秘訣を伝えることの方に重きを置いたジャーナリズムのあり方を指します。 ソルーション・ジャーナリズムを推進するためのネットワーク組織「ソルーション・ジャーナリ
![ネガティブな批判だけでなくポジティブで役に立つアイディアを共有する「ソルーション・ジャーナリズム」(市川 裕康) @gendai_biz](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/372489352b9b4007716378b7b6e9d2b937a5088a/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fgendai-m.ismcdn.jp%2Fcommon%2Fimages%2Fv3%2Fmeta%2Ffb_ogp-image.png)