日本の桜・そして韓国人の誤解 1908年に、済州島においてフランス人神父タケ(Taquet)が発見した王桜「왕벚나무」は、日本のソメイヨシノと同じサクラではない。なぜそういった誤謬がおこるのか、韓国人の一般の方々が信じているサクラの俗説を紹介するとともに、桜の植物学から見た双方のサクラを比較する。 韓国の人から聞くサクラの俗説(1) サクラの原産地は韓国である サクラは、北アメリカ、ヨーロッパなど北半球全体に分布している。 サクラの原産地は、諸説はあるが、ヒマラヤから中国南西部にかけての地域である。その後、地球が数万年周期で寒暖をくりかえすたび、東へ、北へと分布を広げていったものだ。韓国が原産地ではない。もちろん、日本でも「我が国が原産地」だとの勘違いがあるが間違いである。 韓国の人から聞くサクラの俗説(2) 日本にはサクラの自生地がない 日本には以下の自生種があり、各地に自生地
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