6月3日付プレスリリースのとおり、5月30日、35年ぶりに東京で開催されたCISAC(著作権協会国際連合)総会において、とりわけ日本に関係の深い著作権制度に係る喫緊の課題の一つである私的複製補償金制度に関する決議が採択されました。 その内容は、日本における形骸化した私的複製補償金制度(日本の場合は「私的録音録画補償金制度」)の機能回復に向けて、JASRACの主張・活動等をCISACが全面的に支持し、日本政府に対して、機能的で公平な私的複製補償金制度を構築することを求めるものとなっています(原文・和訳) この背景には、日本における私的録音録画補償金の総額が、40億円を超えた2000年をピークに下降し、2012年には録画補償金が消滅、現在では録音補償金が数千万円に留まっている事実があります(下図参照)。 5月31日 CISAC・JASRAC合同記者会見 配布資料 理由は、日本における補償金の対