ブロードバンド回線の普及により、Webでハイビジョン品質の動画が楽しめるようになった。しかし、ビットレートは数Mbpsとなるため回線の混雑により動画が途切れたりするなどスムーズに見られないことがある。この問題を解決する仕組みが「CDN」(Contents Delivery Network)だ。 CDNとは、動画をはじめとしたコンテンツの配信を最適化する技術。CDNを利用しない場合、クライアントがサーバに直接接続するため、接続数に応じて配信サーバや回線を用意する必要がある。CDNを利用すると、クライアントは配信サーバではなく、コンテンツがキャッシュされた「エッジサーバ」に接続する。このエッジサーバは、世界中のネットワークに配置されているため、配信サーバへの接続は少なくなる。また、クライアントから近いエッジサーバに接続するため、ネットワークの混雑の影響を受けにくく、ユーザは快適にコンテンツが楽
アドビによるイベント「Adobe MAX Japan 2009」が開催。着実に地歩を固めるFlashプラットフォームと新たにケータイ市場を切り開くAIRが話題の中心となった 2度目の日本開催となるWebクリエータの祭典 1月28〜29日、アドビシステムズによるカンファレンスイベント「Adobe MAX Japan 2009」が東京台場で開催された。日本での開催は2007年以来2度目となり、天候が悪いなか数多くのクリエータ、開発者、業界関係者が集まった。もともとは、Flashの開発元でありアドビに買収されたマクロメディアのイベントで、FlashをはじめWeb関連のトピックが中心となっている。本稿では、基調講演の模様を中心にお伝えする。 コンピューティング環境としてのFlashプラットフォーム 米アドビシステムズCTOでエクスペリエンス&テクノロジ部門担当上級副社長のケビン・リンチ氏による基調
2009年1月20日、Barack Obama氏が米国第44代大統領に就任した。この歴史的な瞬間を見守っていたのは、ワシントンの連邦議事堂前に集まった200万人を超える大観衆だけではない。世界中のきわめて大勢の人々もまた、インターネット越しに生中継の動画配信映像を、固唾を飲んで見守っていたのだ。 コンテンツ配信網(CDN)サービス最大手のアカマイ日本法人代表取締役社長である小俣修一氏によると、歴史的な出来事となったこの就任演説の模様は「歴史的なインターネットストリーミング配信量も記録した」とのこと。従来、どんなに配信量の多かった動画配信でもせいぜい1Tbps程度のデータ配信量だったが、今回は2Tbpsを超えたのだ。 これまでもインターネット動画配信は行われてきたが、その多くは専用プレイヤーを用いてPCディスプレイ中のほんの小さな画面に映し出していたに過ぎない。一方、TVでは高精細度(HD)
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