Apple Watchは新技術の実験場 Apple Watchの初号機は2015年に発売された。当時ほとんど採用例がなかったフィルムタイプの有機ELパネルを搭載した。この分野で知られているのはSamsungで、個々の画素が3色に発色するが、LG製パネルは全体が白く光り、その上にカラーフィルターを乗せて発色させる方式である。Appleが採用したのはLGの製品であった。心拍センサーや無線充電などもこの時に採用された。本体に18金を搭載するなど素材で話題になったのも記憶に新しい。 第2世代機(Series 2)は2016年に発売された。新機能として日本特有のモバイル決済サービス「おサイフケータイ(FeliCa)」に対応した。またニュータイプの電子部品として、MEMS(Micro Electrical Mechanical System)ベースのタイミングデバイスを搭載した。基板面積がiPhone
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