ミドルウェア製品の開発用に、国内の複数拠点に開発環境を擁していた富士通。これを、VMwareを活用したサーバー仮想化で1カ所に集約し、大幅な効率化を実現。そのノウハウを顧客に提供する。 分散した開発環境の抱えていた課題 富士通は自社自らサーバー仮想化を活用して、システム基盤の大幅な効率化に成功している。同社では、管理ツールのSystemwalker、アプリケーションサーバーのInterstage データベースのSymfowareを始めとする、数多くのミドルウェア製品を提供しておりそれぞれの製品には開発の長い歴史がある。そのため、数多くの製品バージョンの管理が必要であり、OSについても多様なものをサポートしてきた。その結果、製品の種類、OS、製品バージョンの組合せは極めて多岐にわたり、開発やテストのための環境が乱立している状況があったのだ。 実際、ミドルウェア製品の開発拠点は、国内に分散し各