米Adobe SystemsでPhotoshopを生み出したThomas Knoll氏が4月15日に来日し、同社が推進するRAWファイルフォーマットの「DNG」について、最新仕様のバージョン1.2および、次に登場するバージョン1.3を解説するとともに、そのメリットについて語った。 ■ Photoshop生みの親が語るDNG DNGフォーマットは、2004年9月に発表された。その数年前からPhotoshopのRAW対応に関する要望が寄せられており、当時カラーマネージメント機能の開発に携わっていたKnoll氏は、その要望に応じてRAW対応に取り組み始めたという。「(ニコンのデジタル一眼レフカメラ)D60を買ったばかりで、(PhotoshopをRAWに対応させる)強いインセンティブがあったからね」とKnoll氏は笑う。 その後、新しいカメラが登場する度にRAW対応をアップデートしてきたKnoll