NTTドコモとモルフォは9月24日、携帯電話向けの高画質映像拡大技術を共同で開発したと発表した。携帯電話で映像コンテンツを全画面表示した際に発生するノイズやちらつきを軽減し、高品質な映像を映し出すものだ。 従来の携帯電話の映像拡大技術では、データの配信過程で映像データが圧縮され、ブロックノイズや輪郭付近の映像のちらつき(モスキートノイズ)などの符号化歪みを含んでしまっていた。 今回の新技術は、符号化歪みを軽減するメカニズムを組み込み、符号化歪みと画素補間によって発生するぼやけを抑えられるようにした。これにより、QVGAサイズ(320×240ドット)などの映像を4倍の高解像度のVGAサイズ(640×480ドット)に拡大して全画面表示できるようになった。 両社によれば、「この新技術の搭載により、ワンセグや高圧縮率のYouTubeなどを、携帯電話でより高画質に楽しむことができる」とのことだ。
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