売れなかったバンドの末路。 よくある話ですよね。ボーカルが急逝したとか、USTで酔った勢いで発表するとか、ドラマティックなこともありません。 ラストに武道館2DAYSどころか一日足りともその地に足を踏み入れることは叶わなかったバンド。 そんなよくいる『昔は売れてた』バンドが、売れなかったから解散した。だけの話です。 でも僕が何を思ったか邦ロックばかり聴いていた頃から、今の今までずーっと聴いている、数少ないバンドの1つでした。 彼らにそこまで惹かれた理由とはなんだったのでしょう。 一つに、単純に音楽のセンス。メロディと言い、ギターのフレーズと言い、単純にキャッチーでカッコいいから。 ジャンルの枠組みをあっさり越えてくる分かりやすさ。古川裕はそれを作る才能に本当に長けていたと思います。 もう一つに古川裕の、他者に対しても音楽に対しても、ストイックでストイックで本当にストイックで在り続けたその姿