図1は、各規格が「伝送路」としてどのような特徴を持っているかを示している。これに加えどのようなネットワーク・トポロジーをサポートしているかで、どのような用途で用いることができるかを見ることができる。 図2は、近距離無線のノードがどのように実装されることになるのかを示している。消費電力が大きいものは外部からの電源供給が必要なため据え置き型が一般的な形となるだろう。消費電力が小さいものは、バッテリーあるいは電磁誘導による電力を利用することができ、たとえばセンサーやタグとしての利用も可能となってくる。 ZigBeeとは? ZigBeeは、Wireless Personal Area Network(WPAN)に分類される。その点、BluetoothやUWBの親戚筋にあたる存在だが、それらよりさらに、省電力、低コストを追及したものとなっている。ZigBeeは、アルカリ単3電池2本で、数カ月から2年
ZigBeeモジュール ZigBee(じぐびー)は、センサーネットワークを主目的とする近距離無線通信規格である。転送可能距離が短く転送速度も非常に低速だが、安価で消費電力が少なく、電池駆動可能な超小型機器の実装に適する。基礎部分の電気的仕様はIEEE 802.15.4として規格化されている。論理層以上の機器間の通信プロトコルは「ZigBeeアライアンス (ZigBee Alliance)」が仕様を策定する。 ZigBeeは、ミツバチ (Bee) がジグザグ (ZigZag) に飛び回る行動から名付けられた[1]。 データ転送速度は使用する無線周波数帯で異なり、2.4GHzは250Kbps、902 - 928MHzは40Kbps、868 - 870MHzは20Kbpsである。900MHz帯は主に米国向け、800MHz帯は主に欧州向け仕様で、日本は電波法でISMバンドとして開放されている2.4
連載目次 無線LANパラダイスの夢実現か!? 「近距離無線」「省電力」「低コスト」「パーソナルエリアネットワーク」といった文言を聞いて何を思い浮かべるだろうか。IT分野やデジタル系の情報にちょっと詳しい人なら、技術者でなくとも「Bluetooth※1」という言葉が頭の片隅に浮かんでくるだろう。筆者も今回取り上げる技術「ZigBee」(普及団体URL:Zigbee Alliance)の冒頭のような概要に初めて接した際、まず頭に浮かんだのがBluetoothだった。 思えば90年代の後半から2000年にかけて、Bluetoothという言葉がユビキタスネットワークを実現する魔法の杖のようないわれ方をされた時期があった。いまから思うと、米国のドットコムバブルが日本にも飛び火して、多くの人々がIT熱にうなされたときであり、Bluetoothに対する過大ともいえる期待は、当時の状況をいまに伝える貴重な
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