2022年5月6日のブックマーク (2件)

  • 災害と商品経済/飢えと食の日本史(菊池勇夫) - 見もの・読みもの日記

    〇菊池勇夫『飢えとの日史』(読みなおす日史) 吉川弘文館 2019.4 全編読み終わってから、『飢饉:飢えとの日史』(集英社、2000年)の復刊であるという注記に気づいた。原は20年以上前の著作だが、初めて得る知識も多く、おもしろかった。書は、現代の料問題を念頭に置きつつ、かつて日人が体験した飢饉現象の記録の読み直しを意図したものである。はじめに古代から近代までの日列島の飢饉史を概観する。記録以前の採集狩猟時代(縄文時代)には、そもそも再生可能人口数が料資源量に制約を受けており、人が餓死するような飢饉状態はなかったのではないかと推測する。弥生時代、稲作農耕が始まると、多くの人口を養うことが可能になるが、その分、自然災害による危険度が高くなるのだ。 江戸時代には多くの飢饉記録が書かれた。古来、飢饉には疫病がつきもので、飢え死にそのものより、飢えた状態で疫病に罹って死んだ

    災害と商品経済/飢えと食の日本史(菊池勇夫) - 見もの・読みもの日記
  • 元入管職員の弁護士が語る「入管職員の人権意識」、なぜ消えて失せてしまうのか(弁護士ドットコムニュース) - Yahoo!ニュース

    「入国管理局(現・出入国在留管理庁)のことが報道されるようになったのは、ここ数年の話ですよね。ようやく入管という場所に社会の目が向けられるようになったというのが、私の実感です」 こう話すのは、1990年代半ばから3年近く入管に勤務したのち、2004年に弁護士登録した渡邉祐樹さんだ。現在、在留資格の問題を抱える人たちの案件に多く関わっている。 弁護士へと転身した理由の一つには、先輩職員からの「暴力」があったと告白する。入管で関わった仕事や転身を決めた経緯、そして今どのように外国人たちに向き合っているか、渡邉さんに聞いた。(取材・文/塚田恭子) ●「徐々に意識が変わっていく」 法学部出身の渡邉さんが入管に入ったのは1994年4月。勤務地は成田国際空港、配属先は入国審査部門だった。 「具体的には、空港のブースで外国籍者の出入国審査や、日国籍者の出帰国を確認していました。ここでは『特定の国からの

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