2023年12月29日のブックマーク (3件)

  • 藤沢製本は「製本」をやめます──60年続けた本業を撤退した話(1)|藤沢製本

    京都での創業から、今年で60年。“強くて、美しくて、使いやすい”作りを出版社と一緒に追い求めてきた『株式会社藤沢製』は、2023年11月末をもって、工場の製ラインをすべて停止しました。 紙の出版物の市場が年々縮小していくなか、6年ほど前に経営危機を迎えた藤沢製。そこから「従来の受注・生産体制を見直す」「拠点を滋賀に集約する」など、できる限りの業務改革を行ったつもりでしたが、業で未来が開けるほどの状況には至らず、製屋でありながら祖業でもあり業でもある「作りから撤退する」という結論を出すことになりました。 今までお世話になった方、たくさん相談に乗ってくださったみなさまに、まずは感謝をお伝えします。その上でこのnoteでは、製事業を退く経緯や感じていた構造的な問題、ここ数年で見つめ直してきた「藤沢製としてのアイデンティティ」のありか、私たちが今後何を引き継いでいくかなどを、数

    藤沢製本は「製本」をやめます──60年続けた本業を撤退した話(1)|藤沢製本
  • 学術書の書評を書くということ|まつーらとしお

    『日語の研究』に出した書評が公刊されました。 オンラインに出るのは刊行の1年後なのでしばらくは紙媒体のみになります。 学術書の書評を書いたのは2度目になります。慣れたわけではありませんが,どうやって書評を書く仕事をしたのか少し記録を取っておきます。 依頼を頂いてから締切までは6か月でした。当たり前ですが、を入手して通読します。読むときのスタイルは色々でしょうが、書評を書くことが決まっていたので、適宜付箋を貼り付け、鉛筆でメモを書き込みました。 今回のは直接メモを書き込んでいましたが,前の書評では付箋を貼り付けて、notionに書き込んでいました。基的に気になったら躊躇なく付箋を貼っていったのでそこそこの量になります。 ひと通り読み終わった後,notionでメモを作りました。アウトラインとも言えるもので,基的にこれを書こう,これは伝えたい!というものを盛り込んでいます。ちなみにno

    学術書の書評を書くということ|まつーらとしお
  • 今年(2023年)おもしろかった本を一気に紹介する。 - 基本読書

    今年おもしろかったを一気に紹介します。大きめの書店が次々閉店し、人手不足や配送の問題もあって出版的には厳しい時期が続くがおもしろいは依然として絶えない。あとゲームもいっぱいやったので、だけでなくゲームも合わせて振り返っていこう。いつもは長くても5000文字ぐらいだが、今回は試しに合計1万文字以上書いてみたので、よかったら目次から興味あるやつにとんで読んでみてください。 SFを紹介する キム・スタンリー・ロビンスン『未来省』 N・K・ジェミシン『輝石の空』 ローラン・ビネ『文明交錯』 シーラン・ジェイ・ジャオ『鋼鉄紅女』 ジョン・スコルジー『怪獣保護協会』 『宇宙の果ての屋』 ジョン・スラデック『チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク』 酉島伝法『奏で手のヌフレツン』 川端裕人『ドードー鳥と孤独鳥』 斜線

    今年(2023年)おもしろかった本を一気に紹介する。 - 基本読書