なぜ今ガサラキ?1998年サンライズ発、装甲騎兵ボトムズで有名な高橋良輔監督によるロボットアニメにしては奇作といえるガサラキ。今月はじめにようやく視聴を終えた。なんだかすごいものを見てしまったぞ…。リアル系ロボット、かなりリアルな政治経済の舞台背景、伝奇要素、高次元の存在、悲しみを生む戦争の輪廻とその断ち切り、時を超えた運命的なロマンス… Twitterには(わたしのタイムラインには)ときどきガサラキおじさんが現れる。ガサラキはいいぞと勧めてくれる妖精みたいなものだ。しかし彼らは具体的にどういいのかあまり語ってくれない。いいぞと勧めたあと、能を舞い、黙って石の舞台に足を打ち付けるか、心拍数を早めてハァハァと呼吸を荒げるだけ。あるいは左手首をくるくる回してサムアップするばかりで具体的にはなにも教えてくれない。これはもう自分の目で確かめるしかない。 コロナ禍の影響で能の無観客上演をyoutub
