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  • ヤシガニのハサミの硬さは鉄鋼並み NIMSなどが特殊な内部構造を解明 | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」

    ヤシガニは甲殻類の中でも世界最大級の大きさで知られ、インド洋や西太平洋などの熱帯域、亜熱帯域のほか、日では沖縄県周辺の島しょ部に生息する。そのヤシガニのハサミの硬さは鋼鉄並みで、100枚ほどの層からなる壊れにくい特殊な内部構造を持っていることを、物質・材料研究機構(NIMS)と沖縄美ら島財団の研究グループが明らかにした。複雑な組織を3次元(3D)可視化することにも成功し、研究成果は軽量で強靱(きょうじん)な材料開発に役立ちそうだという。 ヤシガニは体長30~40センチで、絶滅危惧種に指定されている希少生物。研究グループによると、貝殻は持たないが、外敵から身を守る鎧(よろい)のような甲羅で覆われている。単位体重あたりの挟む力(把持力)は体重の90倍以上という生物最強クラスで、ライオンの把持力に匹敵するという。 NIMS構造材料研究拠点の井上忠信グループリーダー、原徹グループリーダーや沖縄美

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  • 緒方洪庵が残した「開かずの薬瓶」、ミュー粒子で中身を特定 阪大など | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」

    江戸時代末期の医師、蘭学者の緒方洪庵(1810~1863年)が使ったガラスの薬瓶の中身を、瓶を開けずに突き止めた、と大阪大学などの研究グループが発表した。大強度陽子加速器施設「J-PARC(ジェーパーク)」(茨城県東海村)の分析装置で透過性の高い素粒子「ミュー粒子」(ミュオン)を使い成功した。医薬品の文化財の成分を非破壊で解明したのは世界初といい、当時の治療戦略の解明や、医療関係の文化財の継承に役立つ成果という。 洪庵は大阪大学医学部の源流で、福沢諭吉、大村益次郎らを輩出した蘭学塾「適塾」の開祖。同大は洪庵が壮年期と晩年に使った2つの薬箱を所蔵しており、晩年のものには液体と固体の製剤が入ったガラス瓶22と木製容器6が入っている。うち数は栓が固く開かない状態。洪庵は瓶の上部に独自に「甘」「下」「酒」などと漢字1文字のラベルをつけたが、何を意味するかは人にしか分からない。貴重な文化財を

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  • 渓流魚は増水時に支流に逃げ込む | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」

    釣り人たちの間では「大雨で河川が増水すると、渓流魚は細い支流に逃げ込む」と言われる。大雨、増水時の調査は困難なので実際に証明されて来なかったが、北海道大学創成研究機構の小泉逸郎特任助教らのグループは、大型ダムの試験放水を利用して行った実験で、これが当だったことを確かめた。国土交通省の河川技術研究開発制度の公募研究の一つとして行ったもので、研究成果は日動物学会の英文誌「Zoological Science」に発表された。 研究チームは2012年6月25-26日、北海道・十勝平野にある札内川のダムの試験放水を利用して、流の増水時(最大20倍以上)に、当に魚類が支流に逃げ込むのかを調べた。ダムの放水2日前、放水当日、放水2日後に4 の支流(ダム放水口から10キロメートル以内)で、電気ショッカーを用いて魚類を捕獲した。 その結果、ある支流では増水前にいなかったサケ科イワナ属のオショロコマ

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  • 「国内で散発的流行起きていてもおかしくない」 新型肺炎で感染症学会が見解 | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」

    感染症学会は6日、新型コロナウイルスについて「既に国内にウイルスが入り込み街の中で散発的な流行が起きていてもおかしくない」とする一般向けの見解を発表した。 この見解は「一般向け 新型コロナウイルス感染症に対する注意事項」と題し、「幸いなことに重症例の発生はこれまでのところみられていない。しかし、無症状者からのウイルスの分離などの事実が明らかとなり、国内にウイルスが入り込みすでに市中において散発的な流行が起きていてもおかしくない状況」とした。 そして「今後の症例数の増加にともない重症例が報告されてくることも考えておかなければならない」と指摘している。また、新型コロナウイルスの病原性は、感染者の経過分析などから現時点では「季節性インフルエンザ相当、あるいはやや強いが妥当と考えられる」としている。 対策については、免疫不全患者、高齢者を守ることが重要であると強調。特に「高齢者施設で流行しない

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    taron
    taron 2020/02/09
    まあ、そりゃそうじゃろねえ。流行は避けられないだろう。というか、今のところ流行が見られないのが、逆に不思議だ。
  • 「災害大国」日本と防災の不備を思い知らされた2018年夏-その教訓を生かした「備え」を--サイエンスポータル

    レビュー 「災害大国」日と防災の不備を思い知らされた2018年夏−その教訓を生かした「備え」を 2018.09.27 内城喜貴 / サイエンスポータル編集長、共同通信社客員論説委員 2018年の夏は平成の時代最後の夏でもあった。その夏に記録的な豪雨、強烈な台風、そして強い揺れに次々と襲われて多くの犠牲者、甚大な被害を出してしまった。全国各地で連日の猛暑に悩まされもした。この国が「災害大国」であることを改めて思い知らされ、防災の大切さを身に染みて感じる夏でもあった。 北海道を除いて沖縄から東北までが梅雨入りし、蒸し暑さが増していた6月18日朝に大阪北部で震度6弱の地震が発生した。人口が密集する都市の直下型地震だった。規模はマグニチュード(M)6.1で最大震度も過去の例では甚大な被害を出す強烈な揺れではなかったが、一部破損を含めると住宅被害は4万棟を超えて犠牲者も出た。家屋が密集する地域の弱

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