主要なテレビチャンネルがいきなり4つ5つも増えたらどうなるか? 広告主はどう対応するのか。タレントや脚本家の争奪戦が起きることは間違いない。そもそも、きちんとした番組が毎日制作できるのか? もっと本質的な疑問も残る。5社もの新規参入組が、経営を軌道に乗せられるのかだ。 2010年末に韓国政府が5つのテレビ事業者を認可 韓国政府は2010年12月31日、5つのテレビ放送事業者の新規参入を認めた。年末最後の日にこんな重要な決定を発表するのも、一度に5つの放送事業者を選定したのも異例だが、もっと異例なことは、新規参入が決まったのがすべて大手新聞社と通信社系の放送局だったことだ。 韓国で、放送局と新聞・通信社を巻き込んだメディア大競争の幕が切って落とされた。 韓国の放送通信委員会がこの日、選定したのは、CATV向けなどに番組を供給する放送会社で、娯楽、スポーツ、報道など全ジャンルの番組を編成できる