2月28日、私は新卒から13年弱勤めた住友商事を辞めた。 就活を始める前から「商社マンになる」と信じていた学生・細田薫にタイムスリップして伝えたとしても、「将来、自分の意志で商社マンで無くなる決断をするよ」と言っても信じてはくれないだろう。 辞める理由は極めて前向きな理由だが、その決断に至るまで、そして至った後には色んなことがあった。「辞めたて」のこのタイミングで、それらを綴ってみる。 本編を始める前に大事なことなので冒頭に述べておくが、私はこの投稿で住友商事を批判するつもりは全くない。新卒からの13年間に一片の悔いも無いし、住友商事も社員も、OBも大好きだ。 そもそも転職という行為自体、何か「特別なもの」ではない。モノカルチャーに染まること自体がリスクであり、どんなに素晴らしい会社であったとしても、そこからピボットすることは常に選択肢に入っているべきだと思う。 流動性が高まればミスマッチ
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