今回PDCへ参加する前に、「Windows 7」について、いくつか予想していたこと、あるいは想定していたことがある。それを列挙すると次の3点になる。 (1)Windows 7はWindows Vistaの改良版となる (2)Windows 7において重要なポイントの1つは見た目と名前を変えることである (3)Windows 7はネットブック/ネットトップに対応せねばならない ●ウケたOSはみんな改良版だった まず(1)については、大方の人が予想していたことであり、Microsoft自信も非公式にそのむねの発言をしていた。筆者も今年1月のこのコラムで、Windows 7はWindows Vistaの改良版となることを、Intelのプロセッサ戦略であるTick-Tockになぞらえて指摘している。 Windows 7がWindows Vistaの改良版ということになると、必ずWindows 7は
Professional Developers Conference 2008の2日目、WindowsおよびWindows Live担当上席副社長スティーブン・シノフスキー氏の基調講演によって、Windows Vistaの後継となるWindows 7の概要が明らかになった。 ●Vistaとの互換性を重視しつつパフォーマンス、信頼性を向上 これまでMicrosoftが段階的に明らかにしていたように、Windows 7はWindows Vistaを基礎としながら、周辺デバイスのサポートや各種サービスとの連携、ユーザーインターフェイスの改善、カーネルの信頼性とパフォーマンス向上といった要素に取り組んだものだ。シノフスキー氏が認めるように、Windows 7はVistaのマイナーアップデートであり、OSとしての基礎部分の多くをVistaと共有している。 しかし、Vistaをベースにしていることに関
こうして見ていくと、結局のところネットブックはCPUの処理能力が若干低く、搭載できるメモリ容量が若干小さく、液晶のサイズが小さく、光学ドライブはなしで、というのが大きな差であるということができるだろう。もちろん、モデルによってはSSDの場合もあるので、その場合にはストレージが小さいことも差になるが、すでに160GBのHDDを搭載した製品が登場したことで、今後はそうした製品が主流になる可能性が高いので、それは大きな問題ではなくなる可能性が高いと言える。 これに対してCentrino2などを搭載した一般的なノートPCの場合CPUはデュアルないしはクアッドコアで動作周波数も高く、メモリ容量も標準で2GB、最大で4GBと余裕があり、液晶のサイズも12インチ以上と大きく、BDないしはDVDの光学ドライブを内蔵し、SSDの場合には64~128GB、HDDの場合には160~320GB程度のメインストレー
日本エイサー、Atom搭載の8.9型ネットブック 「Aspire one」を国内販売 ~実売54,800円、予約受付中 8月中旬 発売 価格:オープンプライス 日本エイサー株式会社は、IntelのAtomを搭載する8.9型ネットブック「Aspire one」を8月中旬より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は54,800円前後の見込み。7月10日より、量販店のサイトなどで予約受付を開始している。 6月のCOMPUTEX TAIPEI 2008で発表されたAcerのネットブック。今回、国内向けにWindows XPや日本語キーボード(88キー)などを搭載する国内仕様として発売が決まった。本体色はブルー(型番:AOA150-Bb)、ホワイト(同-Bw)の2色が用意される。オリジナルはピンク、ブラウンの本体色もあり、国内投入も検討されている。
6月25日 公開 ケータイ超、モバイルノート未満のデバイスは、ASUSTeKのEee PCより開拓された。それ以前に、OLPCによって低コストをキーにしたエマージング市場の存在が指摘されたとも言える。これまでにもソニーの「VAIO Type U」や富士通の「LOOX U」など、同様に小型なデバイスは発売されている。しかしそれらは小型だが低価格ではなかった。 Eee PCによって発見された市場に対して、多くのシステムビルダーが新製品を投入しつつある。性能については、Intelの低消費電力なモバイル向けプロセッサAtomがリリースされたことで、ある程度の目処がついた。また、アジア最大のトレードショウ「COMPUTEX 2008」を経て、新製品発表が一段落した面もある。 このあたりで、ケータイ超/モバイルノート未満のデバイスをひとまとめしていこう。
アフターマーケット向けのPC用デジタル放送チューナがついに解禁になった。これまでPC用のデジタル放送チューナは、専用マザーボードなどど組み合わせて販売しなければならなかった。そのため、自作PCやデジタル放送チューナが搭載されていないPC用、いわゆるアフターマーケット向けの製品は事実上販売できなかった。 しかし、この4月よりその要件が緩和され、周辺機器ベンダからPC用デジタル放送チューナが発売することができるようになり、各社から製品/開発発表がなされている。今回、アイ・オー・データ機器、バッファロー、ピクセラの3メーカーから発売されたデジタル放送用チューナの5製品を入手することができたので、それぞれの製品の特徴などについて迫っていきたい。 ●B-CASカード発行基準の見直しにより実現可能に PCにデジタル放送のチューナが搭載され始めたのは、実は2001年にさかのぼる。最初に搭載したのはNEC
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