龍山高校の英語教師だった井野真々子(いのままこ)は、10年目にして仕事に飽きてしまい、転職を決意します。井野は、かつて一緒に働いていた弁護士の桜木建二(さくらぎけんじ)に相談。桜木は以前、経営破綻の危機にあった龍山高校で教鞭を取っていた時期があり、東大合格者を輩出することによって当校を救った救世主でした。 井野から話を聞いた桜木は、転職エージェント会社の転職代理人・海老沢康生(えびさわやすお)を紹介。井野は海老沢の下でキャリアパートナーとして働くことになりますが…。 成功者の本を読むだけでは成功できない?! ある日、井野が桜木の事務所へ行く途中に本屋に立ち寄ると、ビジネス書を立ち読みしている桜木を見つけます。井野が興味本位で「自己啓発本を読むのか?」と尋ねると、桜木はページをめくりながら「啓発書を山ほど読んでも成功には近づかない」とつぶやきます。 その言葉に驚いた井野は、「成功者が成功法則