Mitsutoshi Hayashi 林 光俊先生 医学博士、日本リハビリテーション医学会専門医、日本整形外科学会専門医、日本リウマチ学会専門医、JOC強化スタッフ、日本体育協会公認スポーツドクター 疾患の概要 レクリエーションスポーツが活発になり、それに伴ってママさんバレーボールやテニスを筆頭にアキレス腱断裂の発生も増加してきました。受傷時年齢も、かつての20代から、40-50代をピークとした中高年層へと幅広くなりました。前十字靱帯断裂と並んでスポーツ外傷のなかでは最も重症度が高く、競技復帰には約半年から1年を要します。 原因・発症のメカニズム アキレス腱は、下腿三頭筋(ふくらはぎ)の筋肉が足首で束になり、アキレス腱という紐〈ひも〉になり踵骨〈しょうこつ〉(かかと)に付着しています。この足首に近い紐の部分が断裂した場合をアキレス腱断裂といいます。 運動機能は踵を上げる(カーフレイズ)、つ
必要があれば超音波、MRIを行い、断裂した腱の状態を正確に把握することもあります。Aさんは完全にアキレス腱が断裂している状態でしたので、レントゲンだけの診察で1万円の費用でした。 アキレス腱断裂の原因…久しぶりの運動の再開で発症することも 突然のジャンプなどの足関節の屈曲、伸展で発症します。それ以外のアキレス腱に対する直接の外力で発症する場合も稀にあるようです。 また別の原因として考えられているのが、特定のスポーツを長い間休み、アキレス腱を使用しないでいた状態で、突然スポーツを再開した場合。萎縮したアキレス腱に対して過度の力がかかることにより発症する場合があります。スポーツを再開する際は、徐々にアキレス腱に負荷をかけたほうが安全と思われます。 その他、抗菌薬の1種類でニューキノロン系とよばれる薬(バクシダール、タリビッド、クラビット、シプロキサン、ガチフロ、スオード、アベロックスなど)、ス
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