ロボット開発の覇権、Googleにとって代わるのはソフトバンクか?:“いま”が分かるビジネス塾(1/3 ページ) 米Googleの持ち株会社であるAlphabetが二足歩行ロボットの開発を中止することが明らかとなった。二足歩行ロボットは、まるで人のように歩くという、見た目の派手な印象とは裏腹に、軍事用途以外に十分な事業機会が存在しないのではないかとの疑問が常につきまとっていた。 Googleが撤退する一方で、ソフトバンクグループは、Googleからロボット会社を複数買収するなどロボット開発のリーダーとなりつつある。莫大な開発費をカバーし、ロボットを本格的に社会に普及させるためには、民生用途で大きな市場を見つけ出す必要がある。 一時はロボット市場の多くを支配していた Googleは2013年にロボット開発会社である米Boston Dynamicsを買収し、本格的にロボット開発市場に参入した。