広大な水田地帯に浮かぶ、散居景観の夕映え=1日午後6時30分、富山県砺波市庄川町、八田写す 視界いっぱいに広がる水田に農家が点在する富山県砺波市周辺で1日、好天による夕映えが一帯に幻想的な雰囲気を生み出した。火山灰が大気中に漂うと夕焼けが鮮やかになるとされることから、アイスランドで起きた噴火の影響を期待するアマチュアカメラマンたちが大勢集まった。 約220平方キロの範囲に屋敷林に囲まれた約7千戸が点在し、「散居村」として知られる。田植え前の田んぼが水鏡となってオレンジ色の夕日を反射し、家々はシルエットに。 長野県から来た全日本写真連盟の岡村賢治さんは「アイスランドの噴火で赤い色が鮮やかに出てくるはず」。こうした光景は6月ごろまで見られるという。(八田伸拓)