コードウェイナー・スミスの「アルファ・ラルファ大通り」は偶然と必然の織りなすタペストリーなのだが、その脇道を歩いていてもほんの少しの偶然と必然ぐらいはある。 というかここは、日々思ったこととか読んだ本の感想とかそんなものを書き溜める日記のようなものである。 表紙では、ロバート・F・ヤングとフリッツ・ライバー他と、ヤングとライバーだけが取り沙汰されていて、最初はまたヤングの短編かと思うところもあったのだが、収録作品をみて驚いた。 T・L・シャーレッドの「努力」が入っているではないか。昔から読みたくって、そのあたりの顛末は少しだけ『タイムカメラの秘密』でも書いたのだけれども、結局、中途半端な形でこの作品に触れてしまったせいで、今まで読まずに来てしまっていた。 で、ようやく読むことができたのだが、実際に読んでみると、やはり『タイムカメラの秘密』とは味わいがまったく異なっていた。 福島正実がどうし
![『時を生きる種族 ファンタスティック時間SF傑作選』R・F・ヤング、フリッツ・ライバー](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/cef7170c8786b2b4dfed4dfaee6236d2d47443d4/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimg03.ti-da.net%2Fusr%2Fs%2Ft%2Fi%2Fstillblue%2Fprofile.jpg)