気象庁の土井恵治地震予知情報課長は記者会見を行い、「半日程度は潮位の変化が続く可能性があり、念のため海岸付近での作業は十分注意してほしい」と述べました。 今回の地震について、土井課長は「おととしの東北沖の巨大地震の余震の一つで、日本海溝の外側で起きた、『アウターライズ地震』と呼ばれる地震とみられる」と説明しました。 「アウターライズ地震」は震源が陸地から遠いため、揺れがあまり強くなくても地震の規模が大きい場合は大きな津波が発生することがあります。 土井課長は「東北沖の巨大地震の余震が起きている海域では、『アウターライズ地震』を含め、今後もマグニチュード7前後の地震がまれに発生するおそれがある。強い揺れや津波には、引き続き注意や警戒をしてほしい」と述べました。 今回、気象庁は、地震発生からおよそ4分後の午前2時14分に福島県に津波注意報を発表したあと、およそ40分後の午前2時50分に岩手県や