今月は最初に「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」について話を進めたいと思う。 アメリカで人気になっていると前回述べたが,4月28日には日本でも公開され,本稿の執筆時点(5月25日)で国内興行収入100億円を突破したと報道されている。 興行収入全体でも,1600億円を超えたそうで,これは歴代3位となった「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」の約3000億円の半分を超えた水準であり,アニメ映画としては異例の大ヒットと言っていいだろう。 ポイントとしては,映画の公開によってゲームソフトの販売が増えたことだ。ファミ通のデータだと,GWにマリオ関連とスマッシュブラザーズが押し上げられたように見える。 ソニーグループの説明では,「THE LAST OF US」のドラマ放映でゲームソフトの販売が増えたケースがあるとのことだったので,映像化はうまくいくとゲームソフト販売増効果があると思うが,これほど
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