第1弾レポートに引き続き、日本ゲーム博物館(以下JGM)の館長を務める辻哲朗氏へのインタビューの模様をお伝えします。JGMは80年代から90年台半ばくらいまでのアーケードシーンにあった、エレメカ・ピンボール・大型筐体などをプレイアブルな形でところ狭しと公開している施設です。詳細は最初のレポートをごらんください。 まさにキュレーターと呼ぶべき辻様はもうすぐ56歳。貴重なレストア業務のさなか、お時間を頂戴しました。それではどうぞ。 [ 辻氏は『ラピッドリバー』オール型駆動部分のメンテナンス(というよりも工作)中でした。とりあえずきりの良いところまで雑談を交えつつ待機することに ] ――公式Twitterで拝見した『ハングオン』の修理光景、あれは強烈なインパクトがありました。ほとんど新しいものを創っているような状態でしたが。 あれはもう丸々修理する形でした。てっぺんから下まで全部触りましたね。