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2012年5月14日のブックマーク (2件)

  • まどマギメモ(1) - 灰かぶり姫の灰皿

    2011/9/9 まどか☆マギカのシステムを最後にぶっ壊すのはもちろんまどかだけど、ほむらもそう。物語内の時系列だと最速でルールブレイカーになってる。 誰が魔法少女になれるかは前半の諸エピソードでははっきりしないままだけど(確率的なもの? あるいは事故の結果なる? マミの場合)、それがだんだん「業の深い人間がなるもの」のように変わってきて(杏子)、第10話のほむらの契約は「強く願えば契約できる」という風に変化する。しかし強く願いさえすれば契約できるのなら、魔法少女になれる者となれない者、何が魔法で何が魔法でないかを仕切っていた物語的規約が解体してしまい、物語の外部に接触してしまう(ほむらの保有する魔法少女としてのスキルはそれを示している)。 ほむらとの契約のシーンで、キュゥべえの登場は唯一オーバーラップで描かれることに注意したい。従来のようにカットを割らない。画面中央に小さくOLでふわっと

    tatsuzawa
    tatsuzawa 2012/05/14
  • 『True Tears』感想 - 灰かぶり姫の灰皿

    2010/4/11 『True Tears』12話まで。さすがに1クールのアニメ観るのに二ヶ月もかかっているのはまずいだろうからこれから全部観る。細かい読みは措くけど、見た目の古典主義的均整に反して、むしろそれゆえに、この作品はゼロ年代後期のアニメの問題を凝縮しているように思った。理由はたぶん後述。 これは大変なことになったな。すごい悪意が込められているが、無論それは演出家の狙いでもある。世評も確立した作品だけど、『True Tears』は傑作だ。特に「飛ぶ」主題が破棄され、物語が閉じられようとする瞬間に吹く一陣の風の素晴らしさ。ひとつの物語の終わりを多数性に接続し得ている。物語の終わりで、「飛ぶ」主題に対し「風」のそれを、あるいは「落下」に対し「気流」の運動性を、あるいはまた対象たちの落下(雪/花の切片)に対し、風の吹き抜ける空間に立ちつくす乃絵の姿を描くいうこと。問題は、物語末でのこれ