アニメーションやけに“女性”を強意表現したり、恋へのステップを大人が子供に教えるなど、毛色の違う脚本になっているなと思ったら、4話の脚本は岡田磨里さんだった。納得せざるを得ない。岡田さんが担当した作品に『CANAAN』がありますが、第2話で凄くインパクトある台詞を書かれてるんですね。「あの子、生理も来てないんじゃない?」女性らしさの欠如を、皮肉めいて夏目が吐いた台詞。うわ、こんな台詞言わせるのか、容赦ないな!と思ったもんですが、DTBでも岡田磨里節は健在のようで。蘇芳が初潮を迎えた事と恋愛、引いては成長を暗示させるために、敢えて強意表現と取れる脚本を書いたのだろう。ただそれだけで終わっていないのも岡田磨里節。全体を見て考えれば、流れとして綺麗に仕上がっている。第4話のタイトルは「方舟は湖水に揺蕩う…」だが、ノアの方舟の記述にある“つがい”を意識させているのは劇中語られた通り。ノアの方舟って