タグ

ブックマーク / d.hatena.ne.jp/tatsu2 (20)

  • 「中二病でも恋がしたい!戀」OPの回転カット - subculic

    作画で回転させているだろうと囁かれていた『中二病でも恋がしたい!戀』OPについて、石原立也監督がスタッフコメンタリーで明言。石原 たまに訊かれるんですけど、キャラはもちろん作画でやってますこれ全部。〜中略キャラクターを作画でくるくる回すことに関しては、僕は別にそんなに大変とは思わないんですよ。だって昔のアニメとかって背景とかも、引いたりぐるぐる回したりとかしながらキャラクターがぐるぐる回りこみで走ったりしてましたよ。それに比べたら、座ったままぐるぐる回るなんて、別にどうってことないじゃないですか。山倫(撮影監督) でも、僕とか描かない人間からしたら凄い大変なのかなっていう、このイメージがあるんですけど。〜中略山  特に3Dでアタリを出しているわけでもなく、普通に作画でやられてますよね。石原 一回転させるだけだからね。同コメンタリーにはキャラクターデザイン・総作画監督の池田和美さんも出演

    「中二病でも恋がしたい!戀」OPの回転カット - subculic
  • フェティッシュ? うっせえ! 「たまこラブストーリー」 - subculic

    『たまこラブストーリー』は不思議な映画だ。物語の着地点を探る作品ではなく、「山田尚子監督の映画観」を体験するものなんだなと思った。まるでたまこともち蔵の恋の行方をカメラマン・山田尚子が撮りためていたかのよう。豊富なレンズバリエーションとフィルターの数々は、さながら実写の撮影監督。デラ・モチマッヅィが編にほとんど登場しないのも頷ける。アニメ的なリアクション芸(オバケ・ノバシ・ツブシ)はあれど、デラの放つ「アニメアニメした存在感」を今回用意されたレンズで撮ってしまうと、おそらく“崩れて”しまうだろう。たとえばもち蔵を追いかけ、走るたまこの側にデラが飛んでいたら、レンズ選択の基準は「アニメ」になる。デラの出番を同時上映の『南の島のデラちゃん』にまとめたのはそういうことだ。アニメなのに、カメラ意識や演出は実写的。でもちゃんとアニメで映画になっている。それってどういうこと? 「不思議な映画」と書い

    フェティッシュ? うっせえ! 「たまこラブストーリー」 - subculic
  • 「秒速5センチメートル」絵コンテ集を読んで - subculic

    アニメーション秒速5センチメートル 絵コンテ集 新海誠出版社/メーカー: ムービック発売日: 2012/12/20メディア: おもちゃ&ホビーこの商品を含むブログを見る一般書店では取扱いしておらず、通販での購入。特別限定生産版DVD-BOX付属の特典ディスクに、音を付けコンテ編集した「動画コンテ」が収録されており、コンテ段階の画は見慣れたものだったはず、けれど。コンテ集が読み物として面白いのは、演出意図をより明確に捉えた先に新たな解釈を発見できるからなのだろうと思う。「桜花抄」は尺指定なしでコンテを描き、音のトラックに合わせて気持ちよさを追求し、最後のカットの尺を出していったのだという。モノローグ主体の物語であるから可能な手法とはいえ、映像作品の三要素「映像」「音」「時間」のバランスからいって異質。詩的でナイーブな貴樹をより際立たせていくかのような設計図の作成法だが、いついかなるときでも「

    tatsuzawa
    tatsuzawa 2012/12/26
  • 「中二病でも恋がしたい!」への期待 - subculic

    アニメーション『氷菓』は青春の影に焦点をあて探偵役の全能感と合わせ、ほろ苦さを描いた作品だったが、京都アニメーションが次に放つはこれも青春の影、いや暗黒。『中二病でも恋がしたい!』は黒歴史全開のアニメ。まさかこのような連携になっていようとは、一杯わされた気分。思わず膝を叩きたくなる影のコンビネーションだ。まったく何も調べず視聴したところ、ポップテイストで楽しい中二病講座なアニメだなと思う。『涼宮ハルヒの憂』や『けいおん!』を明らかに意識して、アニメ版の監督である石原さんや山田さんがOP/EDを手掛けていたり、自社のKAエスマ文庫レーベルからのアニメ化、「京ア二的」なメソッドの確立を目指しているのやも、と考えてしまったりもする。過去の元請作品を匂わせるパーツを組み込み、作中で扱う「黒歴史」へのアプローチにしているなら面白い試みかもしれない。主人公である富樫勇太が封印したがっている中二病の

  • 「true tears」3話のコーラハーモニー - subculic

    アニメーション一挙放送もあり、俄かに盛り上がっていた『true tears』の小話。ファンの間では有名な(?)3話のコーラ瓶がハーモニー処理されるカットについて。リアルタイムで観ていたとき、何故このカットでハーモニーを使うのか不思議だった。ハーモニーの名手・西村純二監督だからと考えてみても、唐突感は否めず、浮いた印象があった。何度かみて納得したのだけれど、前後の関係から直前のシーンで映された沸騰した熱い煮物を慕情に見立てた上での栓、「開けてしまえば、すぐ炭酸が抜けてしまうコーラ」なのだろう。愛ちゃんが眞一郎を慕っていることを、三代吉も眞一郎人さえも気付いていない。気持ちを明かせば3人の関係は崩れてしまうけれど、3人の日常はこんなものなんだと自然に抑えている。コンテのリズムも面白く、シーンのオチにしつつも、次に来る「石動乃絵に彼氏? それマジかよ」という三代吉の台詞がオフで入り、熱い話題か

  • 「花咲くいろは」オールナイト 春のぼんぼり祭りレポート - subculic

    イベント新文芸坐×アニメスタイル セレクションVol.26『花咲くいろは』春のぼんぼり祭りに参加。1,7,11,12,13,14,15,18,19,20,24,25,26話の13話を劇場で流すオールナイトイベント。話数のセレクション理由は、各キャラクターが活躍する回を厳選したとのこと。トークショーには安藤真裕監督、永谷プロデューサー、辻ラインプロデューサー、小黒祐一郎さん、ゲストで伊藤かな恵さんの計5人が登場。雑誌やムックなどで語られた既出の内容も多かったのですが、いくつか箇条書き。新文芸坐の支配人がアニスタイベントをやるようになって深夜アニメをチェックし始めた。『花咲くいろは』を支配人が気に入り、イベントが実現したお風呂シーンが多かったが、アクションシーンと同じ。視聴者へのサービスを兼ねている。過激な版権絵に関して、親心から出していいものか困った。安藤監督がNOと言ったこともある。放映後

  • リフレクティアからプリズムのサインへ〜 「true tears」 3周年記念ソングを聴いて - subculic

    アニメーションプリズム・サインアーティスト: eufonius出版社/メーカー: ランティス発売日: 2012/02/08メディア: CDクリック: 1回この商品を含むブログ (2件) を見る成長した3人に贈るアニバーサリーソングと銘打たれた「プリズム・サイン」が発売。放映から3年以上経つ今、記念の楽曲が制作され発売に至るなんて、奇跡の産物としか思えないのですが、ファンに愛され続けている作品という実績と要望、自負があってのことなのだろう。放映終了後も予約数によるBD-BOX発売、その後を描いたドラマCD、有志によるイベントの開催など関連の話題は多かった。自分にとっても『true tears』は一言で語りきれない特別な作品なのですが、アニバーサリーソングを聴きながらひとつ、記事を書いてみたいと思います。リアルタイムで視聴していた当時を振り返って真っ先に思い出されるのは、3人のヒロインが彩るド

  • 「花咲くいろは」 に流れる時間はマジックタイム - subculic

    アニメーションひとまずの終着を迎えた『花咲くいろは』について。P.A.WORKSの新たな代表作に相応しい作品になったなあと思う一方、気になる箇所もあります。女将の病気のくだりや、孝一に恋していたメガネが素敵な五十嵐波子だとか。そうそう、いちばんはじめの緒花の台詞が意味深に聞こえた父親話も出てくるかと睨んでいたらまったく絡まなかった。前を見つめる青春のフィルムに、辛く悲しい話は似合わないとする旨があったのでしょうが、すこし不思議な按配にも思えるのです。具体的に挙げてみましょう。観ていて「んん?」と感じた最大のポイントは文化祭。緒花・民子のクラスではなく、菜子のクラスの在り方。美術部の水野枝莉が描いた絵を展示すると決まったのに、準備を行うのは人と文化祭委員の菜子だけ。それほど人手のかからない出し物とはいえ、準備に出てくるのが2人、他のクラスメイトは何故手伝いに出てこないのだろうか。緒花に文化

  • 「もしドラ」の橋頭堡は何処か - subculic

    アニメーション所々輝く部分があるのはたしかだけど、高校野球に関してはおざなりな部分も散見、そこに突っ込んでいくと画面端の永久コンボで終わってしまう。親しみやすくするための要素ですしね野球。でも、案外いいなと思えるアニメだったんです。『もしドラ』の橋頭堡、足場となっていたものは何だろう。それは夕紀の思い出から生まれた感動、子供の頃、みなみが空振りしたあとに打ったサヨナラヒットでしょう。わたし みなみに話しておきたいことがあるの。覚えてる? 小学校のときの市の決勝でみなみがサヨナラヒットを打ったの。絶対言わないつもりだったんだけど、いま決心した。あの打席で最初の球を空振りしたでしょう。それも、バットとボールがすごく離れてて、タイミングもあってなくて。わたしすごく心配になったの。だって、全然打てそうになかったんだもん。空振りのあとだったから、ホントすごく心配してたから。あの打球が左中間に抜けてい

  • 「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」を観て何を連想するか - subculic

    アニメーション長井龍雪監督も岡田麿里も手加減なしのド直球なんだもん。速いのなんの。高速スライダーのサインでストレート、捕手も曲がらないと読んでる『H2』ラストの直球くらいまっすぐでした。曲げるつもりなんて一切なかったよね。岡田麿里の曲がらない高速スライダーという名のストレート捕れるのは長井監督しかいない。逆も可。それはひとまず置いといて。井上陽水の「少年時代」が聴こえてきそうなノスタルジーな世界観に、流れてくるREMEDIOSの音楽。「REMEDIOS」「夏」を心の中で検索して、出てくる作品はひとつしかありません。『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』しかありえない。私は岩井俊二監督の大ファンでして、あの花を見ている最中、企画会議で『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』の話を出してREMEDIOSプッシュしたんでしょ、わかるよその気持ち、と瞬間連想したくらいには迷惑なフ

  • 「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」 ロング俯瞰が少ない理由、桐乃にデレた画作り - subculic

    アニメーション | あっれー、おかしいな。コミケ(作品内の名称は若干変わっとりますが)と言えばご存知「人がゴミのようだ」ポジションで映すのが恒例じゃないですか。大階段やホールの上からバーンとやって、なんじゃこりゃあって思わせるアレ。イメージ検索例。初参加を匂わせるように、不慣れな一般参加者目線でコミケを描いているんですが、なんかすごくフツー。うん、等身大なんですね。奇に衒う画を入れるわけでもなく、血汗流して同人誌やグッズに向かう様を描くわけでもない。ずっと桐乃と京介が中心にいる。2人が離れないから、たくさん視点を用意する必要がない。不用意に部外者を乱入させても、空気の読めない闖入者になるだけ。第一話から分かっていたことですけど、一貫性のある画面を作りを続けているなぁと。簡単に言うと、俯瞰視しない画面と扉、桐乃のアイレベル。そんな話。俯瞰視しない書きましたが、「俯瞰」を使っている場面は勿論あ

  • 「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」の二重性、笑顔の行方 - subculic

    アニメーション | 綺麗にオチて掴みはバッチリなのかなー…。そんなこんなで俺妹話。原作を読んだ時から「桐乃の笑顔」が作品のキーフェイスだと思ってたんですよ。腕組んで仁王立ちしている姿が京介に対する通常モードならば、反する「笑顔」を見たくなるのが人情。……なんですが、OPで思い切りやられちゃってます。しかも「I LOVE OCTOPUS」のメッセージ付きで。タコ、要するにバカ兄貴ってことなんだろう。極上スマイルの後にこの愛すべきタコ兄貴! なんつーメッセージを添えられては、返す言葉も御座いません。OPで既に物語としてオチてる。これ以上何も要らないよね、桐乃の笑顔が見たいお話なんだしさ。と、思っておりましたが、えらい勘違いしてたようで、第3話のラストを見てみると。ありえねぇ、俺の妹がこんなに〜と動揺する綺麗すぎるオチに主題歌が付き、そんな優しくしないで どんな顔すればいいの? と桐乃ではなく、

  • 「Angel Beats!」 天使を通して見る理不尽な世界 - subculic

    アニメーション天使の切なさが抜群に演出されていた5話。図らずもゆりが1話で語っていた“ルール”の矛盾があらわになってしまった。天使の言いなりになって、正しい学生生活を送ると消える。天使が“人”なら、これ以上ない模範通りの学生を貫いていたのに、消えていない矛盾証明。5話にあった「みんなピンピンしてっけど」という台詞からも、SSSのメンバーが天使によって人が消された場面を直接目撃してない事実が判明。即ち、ゆりが勝手作っていたルールの可能性が浮上。まだ可能性であって、根拠を持って言っていたのかもしれませんが、とどのつまり、ゆりの嘘の可能性もあると。仮に嘘ならば、どうして嘘のルールを敷く必要があったのか、「人が消える」と何処で知ったのか疑問が残りますが、組織の意思統一、目的のために必要だった仮想的である「天使」を確固たる敵役と位置付けるため神の手先の「天使」は存在すると信じたかった主にこの3点でし

  • 「Angel Beats!」の情報を整理しよう - subculic

    アニメーション全体像は未だ掴めてきませんが、『Angel Beats!』話。気になる情報を整理しつつ書いてみます。オチは特にないので注意。死んだ世界戦線、SSSの掲げる目的は、「天使に抗い、天使を消し去り、この世界を手に入れる」。かつて生きてきた世界の理不尽には抗いようがなかったが、今いるこの世界は違う、天使に抗えば存在し続けられる。2話でゆりが生前の実体験を語り、理不尽すぎると言っていることから、“理不尽に抗う”延長に世界を手に入れたいと願っている様子。作品のテーマ、公式サイトでは“人生”とありますが、SSSの目的と密接に関係しているようで、理不尽・天使に抗った末に何が見えてくるのか、と。死んだ後の世界、作中の世界観では「天使の言いなりになると人は消える」と説明されており、冗談を交えて成仏だのなんだの言われてましたが、存在の消失、消滅を回避するためにはフリであっても模範通りに行動してはな

  • 「とある科学の超電磁砲」の描いた奥行きと相関 - subculic

    アニメーションレベルアッパー編以後、落としどころは何処になるのか気になってましたが、木山春生を中心に据えながらも、第1話で提示したテーマを維持した形で終ったように思う。ここでいうテーマとは初春飾利・佐天涙子を加えた「女の子4人の友情」。友情を培う過程の中で、各々の成長要素・未来に向かう姿を描いていましたが、最もピックアップされた佐天涙子に留まらず、婚后光子・固法美偉・木山春生、アンチスキルの2人、果ては寮監に至るまで、美琴周辺の人物相関に奥行きを増すアニメ版になった。原作だと脇役に過ぎない人物に背景を与え、群像劇としての学園都市、“学園都市に生きる脇役”の意志を大きなポイントにし、彼・彼女らにもそれぞれの人生が存在すると、『とある魔術の禁書目録』では伝え切れなかった、都市ではなくそこに生きる人間のディテールに、『とある科学の超電磁砲』の意義が隠されていたのではなかろうか。人間関係の再整理/

  • 「Angel Beats!」 岩沢さんの人生/記憶/可能性 - subculic

    アニメーション岩沢さんが消えてしまわれた3話。素直に考えて、「人生の意味を見出してしまい、自分の人生に納得してしまった結果の成仏」になりますけど、死後の世界で未練を解消し、成仏出来たのなら、来それは喜ぶべきことですよね。彼女達が未練を持った幽霊の如き存在だとするなら。しかし、ゆりは「人生に納得/満足して消える」ことに対して抗っている。成仏を悪とは言わぬまでも、良しともしていない。成仏したくないから天使に抗い、理不尽の矛先を向けている。よくよく考えてみれば、考えなくとも当たり前ですが、生前の人生では理不尽によって満足出来ず死んでしまったから死後の世界に飛ばされた。なのに、死後の世界でも満足してはいけない。一生満足出来ないゆり式制約。各々抱えている“未練”こそ違うけれど、未練の解消=存在の消滅≒死となってしまうと考えた結果の論理ですよねコレ。どこまで気か分からない「世界を手に入れる」目的に

  • とある科学の超電磁砲 これが僕らの上条さん - subculic

    アニメーションイヤッホウ!上条さん格好良すぎるぜぇ!な『とある科学の超電磁砲』7話について。原作でもぶっちぎりで男前度の高いエピソード、さてアニメはどう演出するんだろうと期待していたのですが、最高に上条さん光ってましたね。このエピソードで特筆すべきは何を置いても、脇役っぽく登場する上条さんが、美味しいところを全て攫うことに尽きる。爆発直後は一瞬上条さんが割り込んで来た見せ方に留め、後に回想させる形で顛末を語る。そして鼻唄を口ずさんで登場し、みんな無事だったんだから、それで何の問題もねーじゃんか。誰が助けたかなんてどうでもいいだろ。ヒュー!と言いたくなる上条節。これで格好良くなかったら詐欺だと言わんばかりのヒーローっぷりを披露するの巻。これが、これが僕らの上条さん。上条分が切れてきた頃合を見計らって、さすがの面目躍如。来の主役が霞んで見えるほどの主役感に、美琴が参ってしまうのも無理はない。

  • 「DARKER THAN BLACK -流星の双子-」 脚本・岡田磨里さんの参加が強調された4話 - subculic

    アニメーションやけに“女性”を強意表現したり、恋へのステップを大人が子供に教えるなど、毛色の違う脚になっているなと思ったら、4話の脚は岡田磨里さんだった。納得せざるを得ない。岡田さんが担当した作品に『CANAAN』がありますが、第2話で凄くインパクトある台詞を書かれてるんですね。「あの子、生理も来てないんじゃない?」女性らしさの欠如を、皮肉めいて夏目が吐いた台詞。うわ、こんな台詞言わせるのか、容赦ないな!と思ったもんですが、DTBでも岡田磨里節は健在のようで。蘇芳が初潮を迎えた事と恋愛、引いては成長を暗示させるために、敢えて強意表現と取れる脚を書いたのだろう。ただそれだけで終わっていないのも岡田磨里節。全体を見て考えれば、流れとして綺麗に仕上がっている。第4話のタイトルは「方舟は湖水に揺蕩う…」だが、ノアの方舟の記述にある“つがい”を意識させているのは劇中語られた通り。ノアの方舟って

  • とある科学の超電磁砲のアニメ的工夫 - subculic

    アニメーション注目作として個人的にも楽しみだった『とある科学の超電磁砲』。より盛り上がるよう、原作のエピソードを再構成しているのは周知の通りですが、工夫の凝らし方が憎い。第1話から佐天涙子&初春飾利コンビが御坂美琴と出会い、第2話で2人を寮に招くなど、主に佐天涙子の役割を広くしているのは明らか。原作は美琴と黒子の2人が話を動かし、ジャッジメントという要素の補強に初春がちょくちょく加わるものの、基的には美琴と黒子の物語であるのに対し、アニメ版は佐天涙子&初春飾利をピックアップして、女子校生4人の話にしようとしているんですよね。第2話で披露されたEDは顕著な例。『とらドラ!』を彷彿とさせる色彩を上手く使う長井監督らしいEDも、女性4人となると男っ気は完全に無くなり、華やかさが一層増した。原作は上条さんが活躍している間、美琴は何をやっていたのか?という趣旨の美琴スピンオフに、黒子というアクの強

  • true tearsがまた観たくなる「碧のスケープ」 - subculic

    雑記eufoniusの新アルバムを遅ればせながら聴く。優しい気持ちになれる楽曲が揃ってるなー、なんて思いながら特典ブックレットに目をやれば、タイアップしたアニメ作品のことに随分触れられていました。収録楽曲とタイアップしているのは『空を見上げる少女の瞳に映る世界』『true tears』『神曲奏界ポリフォニカ クリムゾンS』の3作品。中でも、菊地創さんが劇伴を担当したことでも知られる『true tears』絡みの楽曲は、実に4曲も収録されている。ブックレットでも作品への愛着が綴られており、「リフレクティア」の項では、当に「true tears」という作品に出会えてとても幸せです。まさにeufoniusの代表曲のひとつと言えるでしょう。といった具合に、作品への思い入れを暖かい言葉で語られていて、少し嬉しくなりました。ブックレットには菊地さん、riyaさんのセルフライナーノーツが掲載されていま

  • 1