学校の勉強と何が違うのか 小学校で習う算数と中学受験に向けた算数学習の大きな違いは、カリキュラムの進度です。 計算でいえば、小学校では、3年生までに整数でのたし算・ひき算・かけ算・わり算ができるよう指導されます。続いて、小数の計算を5年生まで、分数の計算を6年生までかけて学んでいきます。 一方、中学受験のカリキュラムでは、4年生のうちに小数・分数の四則演算まで習います。 小数・分数を含めた計算力が、応用問題をやっていくための基礎となるからです。たとえば、速さの計算も、おうぎ形の面積を求めるのも、分数を理解していることが前提になります。 ※解説と解答:中学入試の問題は、中学以降の範囲の先取り学習ではない。小学校で習う算数の知識を土台に、解き方を考えたり工夫をしたりすることを求められている。上の2問は、難関中学の算数試験の“大問1”で出題されたもの。桜蔭の計算問題は、小学校の教科書レベルよりも